No.113 (H.20.04.04) 我が家でも、ご多分にもれず 「年金」「病気」「介護」 などの話になるが、山ノ神は、「なるようにしかならないから、 遠い先の事は考えたくない。」 と言う。 「アリ」と「キリギリス」に例えれば、差し当たって 「キリギリス」である。 「あんたが、寝たきりになれば、ちゃんと介護をしてあげる。」 但し、寝たきりである。動き回るのはダメ。 クドクド言うのもダメ。黙って寝たきりだそうだ。 それは、母(姑)を看た実績からであろう。 しかし、私は、母より身体が大きいし、 「山ノ神」自体も歳を重ねる事になるから、 あまり当てにならない。 一方では、何の計算か分からないが、「私は、62歳の寿命だ!」 「やりたい事は、やらなければ・・」 と言っている。 「花の命は短い。」 「美人薄命。」 「いい人ほど先に逝く。」 と盛んに言うが、どれも当て嵌まらないのに・・・ ならばと、今後の人生設計に、「山ノ神62歳以降なし」 とすると、それはそれで、まずいと食い下がる。 我が家には、バラ色の老後など、あるはずがなかろう。 |