元 さ ん の 山 紀 行
寺地山(1,996m)北ノ俣岳(2,662m)
<富山県富山市(旧大山町)・岐阜県飛騨市(旧神岡町)>
平成28年05月02日
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北ノ俣岳山頂で・・・ |
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午前6時前のスタートです。 |
今年は、登山口まで車の乗り入れが出来ました。 |
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20~25分ほどで、鉄塔・送電線に出る。 |
くま洞峠。今、その標識はなかった。 |
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水芭蕉が顔を出していました。 |
打保との分岐まで、約30分の標識。 |
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ようやく雪が現れました。 |
打保との分岐。(1,842米) |
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ようやく全面が雪になりました。 |
笠ヶ岳が見えて来ました。 |
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寺地山 三等三角点 点名=大山 |
寺地山から北ノ俣岳を望む。 |
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分かり難いですが避難小屋です。 |
避難小屋との分岐で小休憩。 |
避難小屋との分岐から、アイゼンを装着して登る。
行きは、まだ雪があったが、帰りは、緩んで川のようになった。
踏ん張りどころである。
やっぱり少雪。ハイマツの上を歩かなくてはならなくなった。
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稜線に出て、目に飛び込んでくる水晶岳。 |
北アの名峰を見取れている「山ノ神」 |
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北ノ俣岳山頂に向かって・・・ |
北ノ俣岳山頂に向かって、後方は薬師岳。 |
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槍ヶ岳を遠望。 |
北ノ俣岳山頂にて・・ |
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右・黒部五郎岳、左・三俣蓮華岳・双六岳辺り、奥に小さく槍ヶ岳。 |
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薬 師 岳 |
北ノ俣岳山頂から、ちょっと谷よりで食事をする。
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笠 ヶ 岳 |
元さんの戯れ・呟き
5/2 雪が現れたのは、打保との分岐(1,842米)手前辺りからであった。雪量自体が少ないのであるから、スノーシューを持参しなかったのが正解であった。寺地山着が午前9時15分くらいであったから、稜線には、いつもより早く着けるのではの期待が持たれたのである。
しかし、北ノ俣岳真っ白であった。少雪と高温を想定していただけに、ピッケルを持参しなかったのを悔いた。でも、時間が時間だけに、「雪は緩む。」との確信はあった。その雪は、前日の降雪によるもので、量自体少なく、すぐ下は、ハイマツが、今にも顔を出しそうな所が多かった。
それでも、「午後1時前に着いたね。」 と「山ノ神」が言うように、疲れ果てていたものの、最後の力を振り絞っての登高であった。稜線に出ると、景色が一変する。真ん前に水晶岳、左に薬師岳、右には、黒部五郎岳や笠ヶ岳である。その山々の間から、また、ちょっと隠れるようにして、名のある山々が君臨している。
この展望があるからして、長い時間を掛けてやって来るのである。「今年登れないようなら、来年は尚更登れない。」 最近は、この言葉で「山ノ神」を奮い立たせているようなものだ。山頂は、風が強く、コンロが不適であった。ちょっと谷側に降りて食事をする事になる。
なかなかお湯が沸かなかったので、予定の滞在時間をオーバーしてしまった。でも、その分だけ、素晴らしい景色を堪能出来た事になった。GW最中であったからか、沢山の登山者にであった。その姿を見るに付け、「山は、やっぱり、時間を掛けて、ゆっくり過ごすものだ。」 と思った。
下山は、雪斜面を走って降りるから、相当時間の短縮になった。しかし、午前中にあった雪が消えていたり、落とし穴のような所が多くあり、少々手間取った。でも、寺地山までの登りでは、コーヒーが飲みたいとの思いで結構頑張ったのである。
しかし、明るい内に下山しようと、そのコーヒーをパスして、寺地山から打保との分岐まで我慢する事としたのが、シャリばてと重なって、アダとなったような気がする。また、雪解けが進み、かなりの所が川となっていたし、グチャクチャの所も時間を要してしまったのかもしれない。 今回も山頂に13時間強、往復の移動時間が5時間。やっぱり疲れた。
■■■ コースタイム ■■■
高岡3:20==登山口(5:40~55)=くま洞峠6:50=打保との分岐(8:00~10)=寺地山(9:10~25)=避難小屋分岐・小屋(10:20~35)=稜線(12:55)=北ノ俣岳頂上(13:10~14:15)=稜線分岐14:10=避難小屋分岐(15:00~05)=寺地山(15:50~16:00)=打保との分岐付近(17:15~35)=くま洞峠18:25=登山口(19:10~20)=高岡21:45
■■■ 同行者 ■■■
比佐恵