元    さ   ん   の   山   紀   行
金剛堂山  (1,650m)
<富山県南砺市(利賀村)>  令和03年02月28~03月01日




爆風と低温を凌いで拝めた光景です。





お月様とお別れです。 金剛堂山劇場の始まりです。













何もかもを忘れ、ボーッとしていました。・・・・・・・・
大地・初雪山が大好きだけど、金剛堂山にもまた違った魅力を感じます。













「星・・さん」 が来るかもしれないと、別シェルター(迎賓館?)を造って待っていました。


その間、爆風を衝いて中金剛まで行ってみました。 風は凄くても景色は最高でした。


何度も中金剛(最高点)を振り返りました。 時間があったのでシェルター前のピークを模索しました


「星・・さん」 を待っていたが・・・ 帰り際に、もう一度シャッターを切った。









   元さんの戯言・呟きから・・・

3/1 寒くて全然眠れなかった。他人様には 「1日や2日間ぐらい寝れなかったとしても死なないよ。」 などと言っているくせに、夜明けまであと7時間・6時間・5時間と時計ばかりを眺めていた。それでも、僅かであっても、5分とか30分とか眠っているのである。だって、短編でも夢なんか見ているのですから・・・

 起きていると困ったのはトイレ。雪壁がある3mくらいはいいのであるが、その先は凄い風に身体ごと持っていかれそうな所謂爆風であった。我慢ならず、おしっこをしても、霧吹き状になって、何処へ行ったのかもわからない。跡形もないのであるから・・・。雪洞に戻って、お酒を、またコーヒーを、そんなに飲めるわけもない。

 バッテリー付きのランタンは、雪上ながら、ずっと持ち堪えてくれて、この先の仕様にOKである。ソーラーも効くらしいが、どの程度なのか臨床がまたれる。それにしても、持ち込んだ物を全部着込んだわけでもないが やっぱり寒かった。夜明け前になると、怪しげな雲が出て来て、これは降るのではないかと思ってしまうが、片方では青空なんである。

 午前6時、中金剛・奥金剛に向けて出発したが、稜線に出ると、風に負けてしまい雪洞に戻ってしまった。それから、ややこしいコンロを使い軽めの食事とした。そう言えば、「星・・さん」が、日帰りでやって来るはずであった。雪洞では、むさ苦しいので、別場所で食事処(迎賓館)を造った。深く掘ったので、風だけは大丈夫なはずであった。 (その間に中金剛までと、雪洞の下のピークと斜面を歩いていた。)

 しかし、彼は訪れなかった。食材はあまりなかったし、コンロ事情があったから、午前11時頃、下山する事にした。ところがである。その「星・・さん」と、夏道なら栃谷から3キロ地点辺りでお会いする事が出来た。LINEのやり取りであったが、お互いに思い込みがあり、何処にいるのかが掌握できていなかったようであった。しかし、その後は、今後の山行などを語りながら一緒に歩けたのである。





 ■■■コースタイム■■■
        

 ■■■単独行■■■