3/31 突然、仕事絡みで大阪の二男がやって来た。食事に誘っていたムコ殿と重なって賑やかになった。当然飲み過ぎになるが、「たまには良いじゃないか!」 娘は異動絡みで毎晩遅い。だから顔を出さなかった。上の孫ミーは、4月から中学生になる。



3/30 早起きして、仕事前に二上山へ行って来ました。久し振りでした。そして、今年初めてでもありました。陽が上がるのを見ながらですから、それは気持ちがいいものです。 遠望ですが、北アの山々が望めますし、富山湾も見下ろせるのですから最高です。私は、トレランではありませんが、荷を担がなくてもいいのですから、少しは速く歩く事が出来ます。

 274mの二上山ですが、国定公園内にあります。早朝ですと、我が家から、車で15分程度で登山口に行く事が出来ます。  一年中楽しむ事が出来るのですが、このところ、ちょっとご無沙汰でした。いつかは、この二上山にお世話になるのでしょう。

 家に戻ってから、「山ノ神」にハッパを掛けました。残雪の僧ヶ岳や大倉山、そして、北ノ俣岳などに登りたいのなら、「今のままでは登れないよ!」  「週一でいいから、仕事前に二上山へ行かないか?」の返事は、ボソボソでよく聞こえなかった。



3/29 昨日・一昨日の連休は、黒菱山を中心に、2日間同じ山に登った感じである。若い時のように、速く歩けない事を逆手に取って、何時間山中に居るかを念頭にしている。 勝手に、他人様より長く山に親しんでいるというものである。それに登山口までの往復時間が追加される。起床時間から自宅をスタートする時間に、 帰ってからの後片付けや入浴、そして、一杯飲む。私の場合は、それに山行報告(最近怪しいが・・・)を足せば、「丸一日遊んだ。」という気になる。

 特別の事をしているわけでもないので、疲れなどはあまり感じない。あえて言うなら、寝不足が気になるだけ。「休日は山に・・」を、ずっと続けているから、 そのような身体になっているのかもしれない。「山ノ神」と、諍いさえしなければ、こんな幸せな事はない。

 近年、日曜日を全休にしている関係上、いろいろな方々と知り合いになっている。実に楽しい。先輩方からは、いろいろと教えてもらう事がある。 若い人達からは、エネルギーをもらっている。邪魔と言われないように、精進・鍛錬は怠ってはいけないようだ。



3/28 動機は、昨日の黒菱山の下山時に、まりさんが雨具を置き忘れをしたのを回収しに行きたいとの思いであった。そして、この機会に、かねてから、 黒菱山と大地山を繋ぎたい希望を持っておられた美香子さんを誘ってみた。ところが、バンバンの晴れ予想であったのに、雨どころかアラレまで降ってきた。

 怯みかけたが、「行くしかない。」となったのは、私の性格上なのか、山に自然体として接したいとの心が動いたのかは自分自身わからない。 林道歩きで、大切な雨具を(高価な雨具)を、自ら取りに行かれたまりさんと出会った。濡れた姿に執念を感じた。そのまりさんに、大地へのアドバイスをしてもらい  前日と同じコースを歩く事になる。

 美香子さんは、昨日のまりさんと同じで、若いから足が速い。私は必死に付いて行かなければならない。途中から、雨は上がった。曇りがちではあったが、視界はまずまずで遠望は出来た。 あんなところまで行けるのかと思うほどであるが、アップダウンは小さく、高度差はあまりない。黒菱山で昨日造ったシェルターで、早めの昼食をし、 それこそ、私自身10数年ぶりになる大地を目指すこの稜線歩きのエネルギーの補給となる。

 美香子さんは、初めてのルートに「素晴らしい!」を連発し、怖さなんかなく、シャッターを切りまくっていた。「もうちょっと青空が欲しい。」ところであったが、 初雪山も少し霞んではいたが眺められたのであるから、「良かった!」のである。私も、今年目標としていた、「大地へ5回」を達成出来たのであるから万々歳である。

 大地山頂には5~10cmの新雪があったが、新たな踏み跡がなかった。今日の大地・初雪山へは、誰も上がって来なかったようであった。  (後に無創塾から、大きなリックを担いた埼玉来られた男性が一人登ってこられた。)
 下山時に、スパッツのゴムが千切れてしまった。また、カンジキの台座が切れてしまって、修理したがダメ。ゴボりまくった。621mからの杉林で、  雪解けが進んでいる事もあり、少しルートを外し右往左往してしまい反省しています。でも、2日間、この山域でたくさん遊ばせてもらった。



3/27 「山ノ神」と、まりさんとで決めた企画に乗っかった。「登れない。」「ゆっくり行くから・・」のやり取りが上手くいったのか、5時間近く掛かって黒菱山に到達。 午後から晴れるの予報を信じていたが、山の上では、そうもいかないようだ。歩きはじめから雨。その後、ずっとガスの中であったが、「山ノ神」と登れた事に意義があったように思った。

 まりさんが、ずっと気に掛けていてくれたからであるが、コーヒータイムをとりながら、きついところでは、休憩を何度もしてもらった。 全然ダメなお天気であったが、それでも、南保富士ではシェルターを造り、お腹いっぱい美味しい物を食べた。南保富士・二王山からの黒菱山は比較的登りやすい山である。 来年もやって来たい。



3/26 今日は強風が吹き荒れた。ボロい我が家は南風が吹くと、台風がやって来るのと同じ備えをしなければいけない程に風当たりが酷い。 向かいのビルにあたった風が、まともに我が家に向かって来る感じである。いつも、我が家だけ吹っ飛ばされたり、潰れたりするのだけはイヤだねと言っている。

 吹き荒れた風も雨も、明日になれば回復するとの予報であるが、それが早まれば良いのであるが、遅くなると、いつものように下山する時、或いは車に乗ってから、 青空が広がるケースが多い。明日からの山行は、ある程度私が提案したが、後は「山ノ神」に任せた。どんでん返しがあるやもしれない。



3/25 私は、「休日は山に・・」をモットーとしている。好き勝手・思う通りに出掛けていると思われがちであるが、そんな私にも高いハードルがある。 我が家には車が一台しかなく、その都度「山ノ神」の許可がいるのである。今までは大方「山ノ神」と一緒であったが、最近は脚力に不安あるのか、心肺に異常なのか分からないが、 行く山に苦慮する。

 過去の話になるが、「山ノ神」は、何回も初雪山に行っているし、残雪期の鉢伏山や赤谷ノ頭・黒菱山にも行っている。 また、無雪期ではあるが、猫又山や大猫山、赤谷山などにも行っていたのである。しかし、最近は金剛堂山でも、やっとで、途中で止めてしまう事が目立つようになっている。

 そんな「山ノ神」は、「自分の行ける山にしてくれ!」と言うし、元気者と行くのは、足を引っ張ってしまうから、その気になれないらしい。そんな事もあり、  単独で2日間とも出掛けるのには、ちょっぴり申し訳ないと思ってしまうが、トレーニングもしない「山ノ神」に、私は、少し憤りを感じているのも確か。

 何処へ行きたいか?の問に、「分からない。」なのであるから、困ったもの。そして、私が提案すると、そんなところには、とても行けないという。 でも、最近は「邪魔してやる。」「何処へでも行ってやる。」に変わりつつあるから困惑しかない。かといって、病気やケガで寝込んでしまう事を思えば、まだ増しか。



3/24 昨日のシェルター造りに関してですが、私のところに来るメッセージは、好感のものばかりで、「非常用に使わせてもらった。」「食事に使用した。」というものが多く、 中には、「よくあんな深いものを掘ったね!」とか、「シャベルの問い合わせ」などがある。シャベルは大型で、柄は長いものがよく(折りたたみ)、金属製で持ち手はYがいい。

 2日間行程が長いものをやれば、中4日、中5日を経て、すぐに休日がやって来る。私ほどの歳になると、山行が仕事で、仕事が趣味になっているような錯覚に陥る時がある。 来年から、完全な週休3日にすれば、益々、そのような感じになることは間違いない。毎週3日間山に行けるかは別にして、休日を設ける事はやぶさかでない。 でも、何かをやっていなければ、身体も頭もダメになる可能性は高い。持ち堪える身体で有りたい。



3/23 一昨日の山行の際、日焼け止めを塗らなかったせいで、真っ黒に焼けてしまった。途中、何度か塗らなくてはと思いつつ、他の事やお喋りに気を取られて忘れてしまった。 サングラスも、ちょっと掛けたものの使用せず、えらい目に遭ってしまった。

 シワ(ほうれい線)だけが白く、顔中真っ黒。まだ皮は捲れていない。目は 雪目になったのか痛く、昨日は、開けておれない状態。昨夜は、早めに寝た事もあり、今日の状態は良い。 しかし、目が霞んでいる。 日焼け止めやサングラスを持参しているのに、使用しなかったのは、登山装備と同じで不覚としか言いようがない。

 金剛堂山で掘ったシェルターに関してのメッセージが5件届いた。ホワイトアウト・降雪に寒さもあって、それほど良い出来でなかったが、利用させてもらったというものが殆どであった。 それでも、「そのような事をするな。」とか、「元通りにしていけ。」などの意見もあるようだ。下山時には、後で使用されるかもしれないとの思いから、 汚さないように、また汚れた部分を取り除くようにしているが、後に利用する方が、どのように使われるは分からない。 これからは、ちょっと外れたところにした方が良いのかもしれない。



3/22 昨日は、小白木峰・白木峰・仁王山の余韻をもって家に帰ったが、カギが掛かっていて入れなかった。LINEするも電話をしても連絡が取れず、車の中で過ごした。 かなり時間が経って、娘が合鍵をもっていないかと連絡すると、孫が持って来てくれた。そして、孫のミーが、「電気点いているよ。」という。

 私は裏の駐車場にいたから、「山ノ神」が帰ったのを知らなかったという事になる。家に入ると、「山ノ神」の登山靴とリック・ストックがあった。何処へ行って来たかの会話はない。 多分、一週間歩いていないと、次の山行に支障が出る思いからの外出だったのだろう。他人様から見たら、仲の良い夫婦に見えるだろうが、 何処にもある在り来たりの夫婦なのである。

 我が家の車は、あくまでも、山優先という取り決めがあるから、休日の山行は成り立つのであるが、諍いをしてでも、「山ノ神」は、その綻びを休日に向け修正して来るから、 必ずしも、自分の好きなところへは行けるとは限らない。半分は「山ノ神」の希望を聞く事にしているが、「山ノ神」には、その案を出せる器量はない。


 昨日の山行に同行してくれた元気者達は、密かに、「このルートは公表しないのがいいのでは・・」と笑いながら言っていたが、山行をはじめて間もない人達は知らないでも、 経験豊富な方々は知らないでもないのである。しかし、今日、かなりの問い合わせがあった。また素晴らしい画像が、そう思わせたのかもしれない。山は、皆のもの。 技量を持って臨んでもらえればいいのである。でも、踏み跡のない真っ白な雪上を歩くのは気持ちが良い。トレースがあったとしても、風雪で消されておれば同じ事である。

 それにしても、「若いっていいね!」そして、「もう10年若かったら・・」という文言があるが、これはいつになってもの話。  若い人達と一緒だと、何かしらエネルギーをもらった気がする。貰いっぱなしも良くないので、何かでお返しというのか、 知識があれば良いのだが、なければ、いろいろな物を入れた荷を担ぐしかない。それがダメならお払い箱になる。



3/21 ガリ君・美香子さんに、hitomiさんが加わってもらっての小白木峰山行は、私の大好きな小白木峰で、ゆっくり時間を費やす予定であった。 ところが、若い元気者達(30・40・50代)の脚力は凄い。あっという間ではないが、途中コーヒータイムを入れても、かなり早い時間に着いてしまった。

 小白木峰の良さを充分に分かってくれた若者達に、何か恩返しをしなければ(笑)と思いもあって、白木峰まで行く事を決断してしまった。これまた素晴らしく、 感嘆の声を上げながらの登高となった。そして、目算通りの1時間半で着くのですから・・・  やっぱり白木峰の山頂は風が強く、お腹が空いた我々は、 白木小屋辺りに食事処を求めた。

 この降り(山頂から白木小屋まで)の斜面が凍っており、ヒヤヒヤで降りたのでした。予想通り白木小屋には入れず、その前で簡単なベンチ・テーブルを造りお腹を満たした。  皆さんは、それなりに美味しい物を持参されていて、満腹は笑いを誘った感がアリアリ。そして、白木峰からどのように降りるかと悩んだが、 思い切って仁王山を経由する事にしたのでした。

 疲れを知らない元気者達は、すぐにその話に乗っかって来たのですから魂消るしかありません。最も私も、一日に3座登れるのですから、嬉しい気持ちが先に出てしまいます。  どれもこれも素晴らしかったと思ったのは、私だけではなかったはず。でも、最後の最後に私は歳を感じた。もう辛いのは止めておこうと思った。(本当?かな)  そして、車に着いてから雨になった。

 

3/20 息子が帰省しようが私は山に行く。(息子なりに予定はあるハズ) 少なくなったが、登山口にはまだ雪壁がある。登り始めから小雪だったが想定内。先に車が一台止まっていたが、 スキーのようであったが、いつの間にか、そのトレースがなくなってしまった。視界の悪い中、樹氷の写真を撮りながら黙々と歩くしかない。(新雪は5~10cm)

 そんな時、後方から、凄い勢いで私を追い抜いていた男性がいた。荷は小さいが、カンジキで足の回転が早い。その男性(hayateno氏)が、全く視界がないホワイトアウト状態で、 何処が何処だか分からないと言って戻って来られた。(山頂には達しておられた。)ちょっとお話をしたが同じ高岡の方だった。ずっと若い方だから、私などは足元にも及ばないようである。

 私は、その山頂に向かった。その山頂付近でシェルターを造った。1時間半くらいいたのだろうが、一向にガスは晴れなかった。下山に掛かったら 反対側に降りようとしてしまった。全くのホワイトアウトである。踏み跡も見えないのであるから。過去にもこんな事を何度か経験している。同じ金剛堂山でもそんな事があった。
 しかし、高度を下げると踏み跡がはっきりしてきた。そして、だんだんとお天気が良くなって来たのである。もうちょっと待ってても良かった気もしたが、山頂方面には青空がなかった。

 

3/19 今夕、突然大阪の長男が部下を連れてやって来た。明日は、「山ノ神」が友人と日光へ行くし、私は山に行く予定。でも、息子は早めに家を出てくれるようだし、計画に変更はない。 このままだと、私は、「山ノ神」を高岡駅に送って、金剛堂山に向かう予定。明後日は、出来ることなら小白木峰に行きたい。 したがって、明後日の「山ノ神」の山行はなくなったような感じ。

 

3/18 今度の連休の予報は悪いようです。私の連休と皆さんの連休が同じになるのに、ちょっと残念です。しかし、雨が曇りになったように思えるのですがどうなんだろう。 気温が低そうなので、山は必ずしも雨とは限らないような気がしていますが、コロコロと変わるから分かりません。曇りや小雪程度なら、 金剛堂山と小白木峰辺りに出掛けたいと思っていますが、まだわかりません。

 出掛けると予報通り悪く、行かないと結構まずまずのお天気になったりして、本当に自分の思い通りにならないものです。下山に掛かってから、 いや、車に乗ってから晴れて来たなどは、よくある話です。でも雨になったら、やっぱり、八乙女山か小佐波御前山になるかもしれない。

 

3/17 何かに付け予備を買う事が多い。しかし、イザ使おうと思うと、何処にあるのか分からなくなっている事が多い。先日も、スパッツのバンド(ゴム)が切れてしまい、 その予備を探すが見当たらず、以前使っていたスパッツのものを、取り外して使うという有様。そんな消耗品(小間物)を1ヶ所に集めておいても、結果的には何処かへ消えていく。

 これからは必要な時に買う事にする。それでも、何かを探している時、「こんなところにあった。」と都合の良い時もあるが、大半は後の祭りである。それでも、その性格は、  平生担ぐザックの中にもある。万が一を考えてしまい予備・予備である。ヘッデンの電池や靴紐に、スノーシューの部品。キズバンやツムラの68。最近は、スマホのバッテリーまで。  

 雪山では、当然の如くシャベルにタープなど、ひとりでに荷は重くなる。誰かと会ったら、コーヒーのプレゼントと思い水量も増える。まだ担げない事はないし、  鍛錬を兼ねていると思えばそれでいい。唯、若い元気者と一緒に歩くとなれば結構辛い。気持ちだけでは足は動かない。
 

3/16 平日でも山行報告が届く。(見るのもある。)お天気が良く「良かったろうな~。」と思うと同時に、仕事なんて、ホッパらかして山に出掛けたくなる。 しかし、どれだけ精神衛生上良くないと言っても、我慢しかない。これは修行より辛い。でも、仕事を投げ出して行く勇気もないし、行ったら行ったで大変な事になる事を 知っている。

 週2~3回程度で出掛けるのが一番良く、毎日となると、行くところがなくなるし、身体がもたないかもしれない。それと、暇でも店にいるのが良くて、出たからには、 それなりの費用(経費)が掛かる。それでは我が家がたちいかなくなる。

 最近は巡り合わせが悪く、雨の日が多い。それでも、いつかは帳尻が合う。と思っているから、 どういう事もない。そして、雨は雨なりの風情がある。それにしても、お天気が悪ければ出掛けない人達が多い。計画を立てたら、「変更はあっても中止がない。」 こんな風潮は、何処かへ飛んでしまったのだろうか・・・



3/15 私は基本的に休日は山に行く事にしている。2連休なら2日とも。3連休なら3日間ともになる。「あんたの凄いところは、それなんだ。」と言われるが、 特別な山に行っているわけでもないし、唯、続けて歩いているだけである。「疲れないのか?」とも問われるが、快い疲れと言っている。

 速く歩けるわけでもないし、険しいところに行けるわけでもない。「山が好きなだけ!」そして、「山の空気」が、活力を与えてくれるような気がしている。  雨の日も風の日も、トレーニングジムに行っているかのように、近間の低山を歩いている。歩かなければいけないような身体になっている。

 歩かなければ、錆びて来る。使わない所は劣化する。そんな気持ちで、休日は山に出掛けている。若い人達に叶うわけがないし、それを越えようとも思わない。  でも、時々でも良いから、若い人達からエネルギーを貰いたいと思っている。人は一人では生きていけない。その恩恵を受けているわけだが、 私も何か恩返しをしなければいけないのだが・・・



3/14 夜明けまで、シトシトと雨が降っていた。雨は上がるといっても、なかなか出にくい。「山ノ神」に希望を聞いても言わない。あまりないのかもしれない。いろいろ考えたが牛岳とした。
  登山道から離れて踏み跡が残っていないところを選んだが、それが災いしたのか、「山ノ神」は、6合目に来た途端止めるという。しかも、穴を掘れと指図までする。

 そして、「あんたは山頂まで行って来い。」というのである。「ガスで何にも見えないのに行ってもしょうがない。」からも付け加えられた。 その上、早く帰って来いと制限時間まで言われてしまった。

 私は、殆どの荷を、そのシェルターに預け、三角点と権現様を祀ってある山頂に急いだ。ところがである。僅かな一時であるが、所々であるが、 ガスの合間から青空もあるが、陽が差したのである。立山連峰が見えた。五箇山の山々が、雲の上にポッカリと浮かんだ。ブナも面白かった。



3/13 風は強そうだが雨は降らないと信じて行くしかない。何処へでも行けなくなっている現在、数字の遊びしかない。どうしても、今年中(今春)に大地5回登っておかなければいけない。 そういうプレッシャーを課せている。今回を含め後2回なのである。(出来れば初雪山も、今春中に登れればいいのだが)

 朝日小川ダムに着いたら、「元さん・・」と声が掛かった。「来るような気がした。」まで言われた。「ややこしいお天気なので大地です。」と答え、ご一緒する事になった。過去に2度お目にかかっており、  有名な山岳会に所属しておられた事がある林氏である。私以上に山を愛されている方であり、その上、私より15歳以上若いのだから、着いて行けるか、はじめから不安であった。

  それでも、強風の吹き荒れる中、大地に10時過ぎに着いたので、お互い顔を見ながら「初雪山に行きますか?」となった。もちろん、「私は、あなたみたいに速く歩けませんから・・」と  お願いしておいた。しかし、いつも遅いと言っている 私と「山ノ神」みたいな関係で、林氏はよく我慢をしてくれたと思っている。それにしても、凄い風(爆風)で、何度も立ち止まったし  倒れ込んだ事もあった。

 これまでいろいろな条件下で初雪山に行っているが、これほど強い風で終始悩まされたのは初めてであった。でも雨が伴わなかったのと、時々であったが、陽が差したのには、  やっぱり行ってみなければ分からないのである。そして、思っていたよりも、キレイな初雪山を眺められたのだから、林氏に感謝しながら、何もかもがハッピーーに終わった。
 それにしても、昨日は多くの方々が、大地に登られたのであろうか、その降りはズタズタであった。(笑) 大地62回、初雪山20回になった。



3/12 やっぱり、明日のお天気はややこしい。初雪山は諦めたが、大地には行く事にした。こんなような予報では誘い切れないから、単独で臨むのが常套だと思う。来週も予報は良くない。 もしかしたら、今年の初雪山への機会を失うかもしれないが、それはそれで構わない。私は大地が好き。初雪山はその延長線。他に行きたいところがあるし、美しくない初雪山は見るに忍びない。 (でも、気持ちが、また変わるかもしれないが・・・・。)



3/11 今日も昨日も、そして、明日もお天気である。なのに、またまた日曜日から良くない。それでも、曇りがちで降水確率は20%くらい。 しかし、気温が高く予想されており、腐った雪上を歩かなければならない。そんな事は何度となくあったが、今の体力で持ち堪えられるか心配である。

 山(初雪山)は、逃げて行かないかもしれないが、その機会が無くなっていく。今のところ、単独行の予定であるから、どれだけでも変更が出来る。  したがって、ギリギリまで予報を見てから、決行か否かを決めればいい。



3/10 「あの山に行きたい。」 「この山に・・」にと、希望を頂いたりお誘いを受けたりしている。しかし、休日の違いや天候の事もあり、なかなか思うように事は運ばない。 頼られる事もあるが、手助けをもらわないと敵わない事もある。私には、どれだけ意欲があっても、悲しいかな老いとの戦いがある。

 でも、「私は山が好き!」 何と言われようと山が好き。だから、お天気が悪くても山に出掛ける。特別の山に登るわけでもないし、カモシカのように、速く走れるわけでもない。  それでも良いのである。私の居場所というのかもしれない。



3/9 先週、悪天の大地に一緒してくれた「まりちゃん」が、今日、初雪山に行って来たという報告をもらった。好天に恵まれたし、あの脚力をもってすれば、当然のように 山頂に立てたのだろう。詳細は分からないが、ステキな写真をもらった。友人が、私の大好きな大地・初雪山に行って来たというだけでも、自分の事のように嬉しくなって来る。

 黄砂や高温が迫って来る前の美しい初雪山に行きたかったという事を知り、尚更のように私は頷いてしまう。当たり前であるが、若い人達は、どんどん私の前を行ってしまう。 でも、仕方がない事で、素直に拍手を贈りたい。 そんな今日、「私も、初雪山に行きたい。」というメッセージをもらった。日曜日は晴れるのだろうか?



3/8 PCの調子が悪い。その上、スマホの調子も悪い。そうなれば、その間隙を縫って、機器を触るしかない。したがって、なかなか書き込み(更新)が出来ないでいる。 これもストレス。外の日差しを見るのも精神衛生上良くない。(最近の私の休日は良くないから) 帳尻が合うと分かっていても、この時期に登りたい山に行けないのだから・・・

 先日、I君のドロンを見せてもらった。楽しそに見えたし、面白いとも思った。しかし、すぐに操縦出来るのだろうかと思うのは、頭が思うように動いていないからである。  本当にパーになる一歩手前で、新しい事が覚えられるかである。かといって、チャレンジ精神がないと、益々、衰えていくのは確実で、ボケやパーになるのはイヤならば、  前向き思考でいかなければならないであろう。バランス感覚や瞬発力は見劣りするかもしれないが、幸いまだ持久力は残っている。 ありゃ! 山と一緒とはならないか?



3/7 予報は、さほど良くない上に、昨日からの降雪で、とても初雪山へは届かないと思い大地行きとしたのでした。たまたま、スタートも、ちょっぴり遅れたので、 今日はのんびりと、途中休憩を取り、タイムなど気にせずにしました。そして、これもたまたま、昨年初雪山へ行った同じメンバーとなったのですが、 昨年は日曜日、今年は月曜日と、これも同じ3/7日になったのです。

 ゆっくりだったのに、私より30歳近く若いガリ君と、20歳あまり若い美香子さんは、疲れを知らないのか、どんどん先へ行くのですから、  こちらが手綱をしっかり裁かないと、見失ってしまいそうになります。750mの展望の利くところでは(「山ノ神」との時に、シェルターを造ったところ)、  ミニテーブルを造って、コーヒーを沸かし、フルーツを味わいました。本来なら、ここから初雪山が望めるのですが、あちらの方は、ガスに覆われているのでした。

 ちょっと急な登りでは、凍ったところに新雪が積もっているので、かなり踏ん張らないと、ズルっといってしまいます。それが、降りでも怖さが伴うから尚更だったかもしれません。  1000mを超えると、白さを増し樹氷もキレイになっていきます。一昨日の黄砂も隠れてしまっています。山頂手前の2つのコブ付近に達した時、山頂から二人の男性が  足早に降りて来られました。コーヒータイムの時、我々を追い越して行かれた、イケイケGの伊藤氏と中川氏でした。「風が強くいたたまれない。」との事で、食事もしておられない様子  、私達は、「再度山頂に行きましょう。」と誘ったのですが、気力、もしかしたら意欲を失っておられたのか、首を立てに振られませんでした。

 我々は、シェルターを造ります。3人並んで初雪山を眺めたかったのですが、ガスに覆われ最後までその雄姿を拝む事は出来ませんでした。  深く掘ったのですが、タープ張りを省略した関係上、やぱり寒さを感じる事になってしまいました。でも、温かくて美味しい食事を頂けば気持ちも心も温まります。

 私は、はっきり、また、すっきり見えない光景にも、大地山頂に来ると心が和みます。今回61回目になったのですが、このような事を、ついつい述べてしまうのですから、  家にいる「山ノ神」は、「山頂に誰かステキな人が待っているのか?」と嫉妬のように述べるのですが、この時ばかりは、「うん、私を待っててくれるんだ。」と言ってしまうのです。  こうなったら、「大地100回」か、「大地に行けなくなったら山は止める。」の どちらになるか、何かにつけて言われるかもしれないね。

 大地到着が正午丁度。大地発が午後2時半。その間、我々は、すぐに戻るのはイヤ?という事で、雪庇近くまで降りた。登り返しなどは気にならない。上がってからは、  黒菱山へも、いや黒菱山からもと、今後の抱負を語り合った。ずっと、以前その間を歩いているが、もう昔の話。  それより、今年は大地に3回来ているが、  まだ初雪山へは行っていない。大地も後2回は行きたい。何せ100回を目指しているのだから・・・



3/6 大地行きを順延したため「山ノ神」と小佐波御前山に出掛ける事にした。先週御前山付近で停滞してしまいシェルターを造って降雪を凌いだが、そのシェルターが、 半分ほど埋まっていたが、遺構?として、その存在を確認して来たのである。

 山頂近くの避難小屋は雪が入り口を塞いでいた。私は、開通記念碑のある広場でシェルターを掘ったが、 かなり時間を食ってしまった。昨日は、高温もあったが、黄砂見舞われたようだ。今日の降雪で、それを覆ったが、掘れば黄砂らしき汚れた雪が出て来るのであった。
 後半(山頂を後にしたのは、午後3時) は、「山ノ神」の足取りが悪く、車に戻ったのは、午後5時半を過ぎていた。



3/5 またまた明日のお天気が悪いようだ。このところの日曜日は、ずっと悪いのが続いている。予定を入れていると、イヤになるが我慢するしかない。 いつかは、その反対で晴れが続くというものだ。私は、帳尻が合うようになっていると思っている。さて、明日はどうしよう? 山は、雨ではなく雪だと思う。

 どのくらい降雪になるかわからないが、断続的に降るのなら屋根があるところがいい。でも、タープを張るのなら、何処でも良いような気がする。 またまた起きてから決める事になるが、明後日は、大地行きだし、あんまり濡れたくないのが本音。



3/4 74年間ボーッと生きてきた感じである。それでも、無理矢理に言えば、仕事は有償のボランティアで、世の中の一翼を担っている。それだけでは、ちょっと弱い。 だから、悪い事をしない。くらいが私の生き方だったのかもしれない。でも、やっぱり他人様のために、何かしなければなどと思う事があるが、誰にでも出来る事ではない。

 そう言いながら、山ばかりに現を抜かしている。それも特別な事をしているのなら良いのだが、只々、自分の思うがままに歩いているだけである。 こうなれば、日頃から言っている長生きして、ずっと山に関わっているというのはどうだろう。ちょっとや、そっとではダメである。140歳まで生きると言っているのだから、せめて 100歳まで歩き通せれば、他人様の目標となって、世の中に貢献できるのではと思ったりしている。

 そんなバカな事を含め、数字の遊びは面白い。日曜日の大地行きは、月曜日に順延。願わくば初雪山までだったが、今回も敵わない気がしている。  でも、大地100回に少しでも近付きたい。先日、大地100回と記したら、その時は、お祝いに参加したいという方があった。それも、希望をもたせる何かにならないだろうか?



3/3 「雨が好きなんですか?」と問われた事があった。お天気が悪くても時間がなくても歩いていないと、歩けなくなるような気がして、それが怖くて歩いているだけの事なのです。 私だって、お天気の方が良いのに決まっています。
 でも、雨の中を歩いていると、正しく静かな山の中を歩くわけですから、日頃と違ったものが見えたり、何かに耐えている自分を感じたり、 また、物思いに耽ったりする事もあるのです。  そして、歩ける事の喜びを感じる時でもあります。

 低山だったら、大型の傘を差します。なるべく濡れないようにするためです。しかし、雪降時は、なかなかテクニックがいるような気がします。  持論ですが、一日中降る事は、そんなにないし、必ず弱くなったり、止んだりするものだと思っています。雨を怖がっていたら、一年中歩き通す事は出来ません。  (休日は山にを通せません)

 雨や雪が降ったら降ったの山を見付ける事が大事になります。日本は、はっきりと四季があるのが良いのと同じで、雨や雪が降るから良いのだと思っています。  それにしても、今度の週末もお天気が良くないようです。でも、今度は雪のようです。雨よりは凌ぎ易いのですが、私だって、晴れが好き。



3/2 昨日までの3連休は、必ずしも思い通りにはいかなかったが、それでも山に関わった事で満足感はある。まだまだ意欲はある。それが無くなったらお終いだと思っているから、 この先も貪欲に行こうと思っている。今月は、やっぱり大地・初雪山に拘りたい。悪天はイヤだが、長い行程の上に山頂に立つ事に意義を感じている。それは大好きな山に登れるからである。 そして、その頂にその都度の喜びが湧いて来るからである。

 今年は大地山頂に2回立っているが、まだ足りない。好きな方に会いに行くのと同じ気持ちである。 苦難を乗り越えればその喜びは大きい。私は欲張りである。金剛堂山にも行きたい。四季を問わず一年中楽しめる山であるが、残雪期ならではの山容がある。 そして、小白木峰が好きなんである。白木峰からの縦走や周回もあるが、どっぷり小白木峰の山頂で過ごすのも乙なもんである。私の休日ばかりに好天を望むわけにはいかないにしても、 もう少し陽を当てて欲しいのであるが・・・・。



3/1 金剛堂山から帰った昨夜、「明日は何処に行く?」となった。「午後から雨」の予報に、私は高落場山を提案したが、「山ノ神」は、「私は、そんな時間で登れない。」 と拒否。私としては、その疲れから、明日は休業するだろうの意味合いがあったが、軽く蹴られてしまったが、「行く気なんだ。」と思った。

 県東部の山に行くとなれば、ラッシュ前に行かなければならず、軽い(簡単な)山であっても、アプローチに問題があった。結局は、時間がない時。お天気が悪い時の定番である  八乙女山に登る事になった。「午前7時頃、遅くとも7時過ぎ」と、私は希望を述べたが、「山ノ神」は、何と7時前を提案して休んだが、やっぱり思い通りにはならない。  私は、昨日やり残した作業があったので、午前5時過ぎに起きていたが、「山ノ神」は、その時間になっても起きて来なかった。

 午前8時 ちょっと前のスタート(我が家)となったが、速く歩けば何もかもが解決するのであるが、そんな筈がない。でも、山しか行かない亭主をもって、  45年間も我慢をして来た事を思えば、怒ってはいけないのだ。しかし、どちらともなく、諍いの口火を切ってしまうのだから、どうしようもない。  しかし、夫婦というのは、何度もやり直しが効くのだからか、助かっている状態である。

 そんな事はどうでもいい事で、今日は雨に遭わない事が一番。9合目から林道を通らず東屋に出た。恐る恐る東屋の中に声を掛けたら、知り合いや知人の関連する方達がおられ呼び込んでもらった。  私は、本来のシャイなところが出て? 山頂周回に出向き、「山ノ神」を預かってもらった感じ。山頂周回から戻って、東屋の屋根に登って記念写真となった。  八乙女山は、いろいろな方達と交流が生まれる楽しい山。身近な山である。

 下山時に、林道に並行して送電線が走る広い雪原(冬のみ)で、テントを張ってみたいね。などと出来もしない事を  言いながら足早に?降りたが、大濡れはしなかったが、小雨に遭遇してしまった。