10/31 昨日、山行帰りに山用品店に寄って登山靴を求めた。二人分だけに、我家にとっては、大変な出費である。しかし、山行くために仕事をしているようなものだから、何の躊躇いもなく購入に至った。これで、物置の棚にお互い4足ずつ並んだ。古いものから処分すればよいのだが、まだ履けるのではないかの他に愛着が伴い、もうちょっと時間が掛かりそうである。

 その事も合わせ、今度の購入は、事実上最後になるかもしれないと思ったのであるが、その使用頻度を鑑みるにつけ、元気であれば、またの機会があるかもしれないと、限りない欲望に満ちている。

 最も、靴や雨具などの主要品目は、ケチれば後からそのツケが回って来るという事もあり、山に行きたければ、それが、一回であっても、整えなければ(準備せねば)いけないものである。また、「費用を掛けて軽量化する。」 或いは、「行程に時間を掛ける。」 などとの手段もあるが、ある程度の体力があっての事であろう。



10/30 解放される日であったが、必ずしもお天気が良くないので、それを辞退し、時間内の山行を模索した。近間でナメコ採りを兼ねようと夫婦山にしたが、全くのハズレだった。それでも山歩き出来る事に感謝である。

 夫婦山の行程は短いので、集落の駐車場から歩いた。(登山口まで20分程) ちょっと、ぬかるみがあったり、滑りやすい所もあったが、雨は、それほど気になる程ではなかった。展望は、薄ぼんやりだったが、近隣の山々が望め、まずまずだったように思った。

 「今年もダメか?」 「それともまだ早いのか?」 などと臨んだナメコ採りであったが、全くダメで、その気配もなかった。その事で、士気が落ちたのか、それとも、ロープ自体がイヤなのか、「山ノ神」は、松瀬峠でリタイヤをしてしまい、山頂へは、またまた私だけとなった。



10/29 PC不調。



10/28 例年より1~2週間早かったけれど、冬タイヤに交換を終えた。今回は、ディーラー側の間違いがあり、それに便乗した事もあった。最も、リコールの事やオイル交換もあったから・・・ しかし、今まであの大きなタイヤを自分で交換していたのに、今回それをしなかったのだから、(一回抜かし)つぎの交換が不安になる。(笑)

 修理に出していたプリンターが直ったという連絡があった。保証料を掛けてあったのであるが、今回は購入時の金額を超えたとの事で、僅かであるが、その差額を払わなくてはならない。修理依頼を拒否し、保証料分をポイントで還元してもらい新たなプリンターを購入する道もあったのであるが、残っているインクがたくさんあったので修理の道を選択したのである。(電源が入らなくなった。途中で切れて入らなくなった。プリンターターとPCを繋ぐ基盤の取り換え)



10/27 今朝は、仕事前に二上山に出掛けた。午前5時発7時着で、先の休日に出掛けられなかった代替トレーニングとしての簡単な山行である。私は、その代替を模索してでも、ライフスタイルを守らなければ尽きてしまう恐ろしさを知っている。

 心の中は、いつも善と悪の戦いである。「辛いのはイヤ。」 「楽をしよう。」 「トレーニングをやろう。」 「今日、一日くらいは止めておこう。」 などと、いつも格闘をしている。

 「辛い後に絶景が待っている。」 「頑張ったから、何もかもが美味しく感じる。」 など、やった者だけにしか分からないところがある。悪天の日に出掛ける事もないのであるが、やはり何かを求めているのは確かである。その中での真新しい自然現象などは皆無であるが、それに対峙する過程には、何かを見出す事がないでもない。でも、だんだんと、その元気を失いそうである。



10/25 夕食後PCの前に座るのであるが、この頃は、ウトウトするのが常である。お酒を飲んでいるとはいえ、あれだけ間違いがあっては非常にマズイと思う。それでも、私のHPを我慢して覗いてもらっているのであるから、簡単に止めるわけにもいかないような気がする。今にでも止めたいと言っていた私が言うのであるからまた可笑しい。

 特別の大酒のみでもないのであるが、これも体力の衰えなのか、その酒に負けてしまうようになっている。少々飲んでも、いろいろな事が出来たのであるが、それが出来なくなるのであるから実に寂しい。早く休んで翌朝に早く起きる手もあるが、朝は気忙しく、すぐに時間が経ってしまう。



10/24 蓼科から戻って、随分と当欄を休んだ。何となく、それこそやる気が起こらずボーっとした日が続いていた。一昨日も台風襲来と選挙速報を見ていたため、夜中の2時まで起きていた。

 10月の休日は、全部解放してくれる。という約束があったが、台風の関係で、小学校の登校が2時間遅れるというメールが入っていたし、その先に、あいの風鉄道の運転状況が悪く、新幹線で職場に行くという娘を新高岡まで送ったりしていた。

 そのような事の他に、「雨だし、今日は山に行かない。」 と言っても、娘も「山ノ神」も疑心暗鬼のようで、そちらの方の信用はなかったようであった。久し振りに山用品店に行ったり、身体を悪くしている義姉の見舞いに行ったりした。他に幾つかのお店屋さんに寄っていたら、孫達の迎えの時間になってしまった。

 この1週間、自分のこれからを、何となく、ボーっと(ほ~わっ)と考えていた。日頃は、「仕事も有償のボランティアだ!」 などと言っているくせに、「自分は、他人様の為に何かをしているのか?」 「他人様に必要とされなくなると終わりだな!」 「誰も声を掛けてくれなくなる時も同じだな。」 とか、どうでもいいような、そして、仕方がない事をである。

 人は、一人は生きていけないのだから、出来るだけいろいろな人達と交流を持ち、仲良くしていかなければならない。出来れば積極的に出向いて行かなければいけないのだろうが・・・・   でも、この歳になって、イヤな人とは、ちょっと無理だろうな。そして、やっぱり、楽しく、いつもニコニコしていたいものである。



10/16 美味しく食事を頂き、お酒もたくさん飲んだ。そして、池田ご夫妻とたくさんお話出来た。ちょっと、咳き込んだりしたが、何とか体調も回復しつつあった。朝風呂に浸かり、食事をしてから登山が出来るという考えもつかなかった事が、3年前の12月 七面山に登って下部温泉。そして、茅が岳。2週間前、燧ヶ岳に登って桧枝岐で泊まり、そして、帝釈山・田代山。今回は、蓼科山に登って、蓼科泊まり。そして、車山。 (美ヶ原は、行ったけれど歩かなかった。)

 本当は、この機会を作って頂いた池田ご夫妻と、チョットでも一緒に歩きたいという希望があったのだが、趣向が違うという事なのだろうか、それとも過大評価 (化け物だと、或いは、雨でも歩く。) から、それは叶わなかったが、その分いっぱいお話が出来、楽しい時間を過ごす事が出来、それはそれで満足するものである事はいうまでもない。



10/15 前回同じパターンで蓼科に出掛けた時は、4年前に5月。天狗岳と御座山に登った。今回は、山はどうでもいいように言っていたが、やっぱり簡単な山でも良いから登りたくなった。

 大粒ではなかったものの最初から雨であった。前回は、最短の一の鳥居から登ったのであるが、今回は地理的の良く分からないまま、女神の茶屋からの登山となった。ササが蔓延っていたものの、何と歩き易いと思ったのも束の間で、水が溜まり、グチャグチャの中を歩かなければならなかった。

 登山口の案内板に、往復4時間半と記してあった事もあり、事前調査の5時間とあまり変わりがなく楽勝かと思っていたが、だんだんと、「山ノ神」の苦手な大きな石や岩が出て来ると、思うような歩きが出来なくなって来た。

 山頂近くのゴロゴロした岩の上を歩くになると、雨も伴っている事もあり、「山ノ神」が怯んでしまった。山頂へは、蓼科山頂ヒュッテを目指して、遠巻きにしている事もあり、「まだかまだか・・」 となる。山頂の標柱と三角点のある所を山頂とし、以前来た時の小さな鳥居のある所へはカットして、すぐさま下山に掛かった。

 登山口に着いたのは、午後4時半を軽く回り、5時近くになっていた。それから、池田ご夫妻が待っていて下さるホテルに行かなければならず焦ってしまった。「4時くらいには来ます。」 と言っていただけに、「ありゃりゃ!」 であった。

 急いでいる時ほど、いろいろとあるもので、靄が立ち込めスピードを上げる事が出来ないばかりか、進路を妨害する車があったり、ヒヤヒヤの運転となったが、遅れて来たにも拘わらず、ご夫妻に温かく迎えてもらった。   (前回の蓼科山へとは、27年前、高岡から日帰りで、美ヶ原・車山・蓼科山を巡った時の事である。)



10/14 明日から2日間は、楽しみにしていた「蓼科」 行きである。予報は良くないが、人生と同じで、何もかもが思い通りにいく事などない。当然のように何処かの山に登る事になるが、心の底では、雨の中を歩くより観光でも良いと思っている。メーンは、池田夫妻に会える事、一緒に食事をする事、いっぱいお話する事であるから。



10/13 日月の連休にイベントがあり、やむなく医者に行って来た。心配していた肺炎の疑いもなく、風邪との事。しかし、すぐには治らないだろう。ところが、薬に関係なく、咳は随分と少なくなってきている。でも床に着くと分からない。



10/12 調子が良くないので、早々に休む事にします。ダメだな~。こんな事は、予定にないのに・・・



10/11 毛勝山から降りた頃から、突然声が出なくなってしまった。掠れるというのか、そして、小さな声になってしまったのである。それなのに、翌日(昨日)の飲み会に参加し大酒を飲んでしまった。だけど、声以外特別どうって事はなかった。

 今日になって、咳が出て来た。でも、熱はない。しかし、昨年5月の肺炎を経験しているだけに、「山ノ神」は、医者に行く事を勧める。でも、昨年と比べれば、食欲もあるし、体重も落ちていない。ちょっと我慢をすれば治るなんて、若い時の話なのであろうか? 明日になっても、快復傾向になければ、やっぱり医者に行かなければならぬのかもしれない。



10/10 老々山行というのであろうか、自分が、まだまだと思っていても、確実に力量が落ちている事は間違いない。パートナーを山頂に連れて行けなかった事、また、陽が落ちてからの下山など、山行を仕切る者として質が問われそうである。

 無理かどうかの判断材料を並べた結果、いろんな事態を考えて、それなりの準備をしていたので、当然装備が嵩張る。荷を軽くして早く歩けば、リスク自体軽減するという考え方もあるが、私は、距離や高低差が同じなので、不測の事態を憂慮しないわけにはいかない。

 後は、「行きたいか行きたくないか。」 であったが、「毛勝山へは最後の機会かも・・」 に、「行けるものなら・・」 になったのかもしれない。まだ、単独行なら、或いは、山ノ神ナシならの気持ちが無いでもないが、これからは、なるべくゆっくりとした山行を心掛けたいだけに、また行くという事はないかもしれない。キャンプならもあるが、「山ノ神」の分まで担いではない。



10/9 午前5時にはスタートしたいと、自宅を3時半出た。片貝山荘を右に見て(暗くてよく分からなかったが)しばらく行った所に車が留っていたので、何でこんな所にと思いながら、僧ヶ岳登山口は車がいっぱいであった。こんな暗い時から、僧け岳に行く人達がいるのかと、もしかしたら、毛勝山登山口がいっぱいで、こんな所にとも思った。

 しかし、違っていた。東又谷に架かっている橋を渡ろうとしたら、チェーンが掛かっているのである。暗い事もあって、駐車するのに時間を要し、スタートが30分も遅れたしまった。登山口に停めさせてくれても、通行に妨げにならないのにと思ったのは私だけではあるまい。

 稜線に出るまでの急登を凌ぎ、モモアセ山(三角点)までは、過去の記録からして、そんなに遜色はなかったのであるが、やっぱり食べられない「山ノ神」の足が遅くなって来た。クワガタ池にやって来た頃には、「まだ1時間もあるの?」 になって来た。

 「途中で止めてもいいけれど、出来るなら、もう少し頑張れば何とかなるよ!」 と、励ましたが、その先の2,210m辺りで正午になってしまった。まだ標高差で200mある。3年前は、積雪・凍結に見舞われ、クワガタ池少し手前で涙を飲んだだけに、もうひと頑張りを願ったが仕方がなかった。

 ずっと、歩きっぱなしであっただけに、一休みさせるのも良かったのかもしれない。その先は、またまた一人歩きになってしまった。20分くらいで山頂に届いたが、次から次とガスが流れ込み、また噴き上げてきて、後立山方面の展望は何とか望めたのであるが、剱岳は、少しばかりのらしき形は見えたのであるが、殆ど回復せず、20分程待ったのであるが諦めて下山する事になった。

 「山ノ神」が待機していると思われる所に戻ったのは、20分かけて登ったより、5分も余計に掛って降りる羽目になった。大分疲れがたまって来たように感じられた。その「山ノ神」の姿がなく、後々の事を考えて、先に出発していたのである。

 しかし、車を運転していた午前5時頃から、9時間近く全く腰を下ろしていない私だっただけに、次の地塘で休憩を求めた。先を急がなければ、また暗くなってしまう事が分かっていたが、疲れが速度を落とす事もあり、湯を沸かし、一つのカップ麺を分け合い、コーヒーを頂いた。

 急いでも急いでも、モモアセ山、そして、急登を凌いで出た稜線まで辿り着かなかった。とうとうテッドランプを準備した。ギリギリまで点けなかったが、登山口への急降下前で雨になってしまった。(「山ノ神」は雨具を装着)、そして、真っ暗になってしまった。

 転んだり滑ったりしないように、ゆっくり降りる事にしたが、なかなか高度が下がらない。終いには、「ルートが合っているのか?」 との不安まで過る。「足を置く場所が分からない。」 「自分のライトではよく分からない。」 などと、不平不満が出てきて、爆発寸前まで来てしまった。過去に何度となく暗い夜道を歩いているのであるが、雨との遭遇もあったかもしれないが、それだけ歳を取ったのかもしれない。

 登山口に着いたんのは、午後6時50分だった。それから、僧ヶ岳の登山口まで歩かなければならない。僅かな距離なんだけれど、真っ暗なのであまり気持ちの良いものではない。車に戻って着替えて、ようやく我に戻った感じ。



10/8 以前の予報では、8日9日は、「秋晴れ」が約束されていたののに、一日中「曇り」の予報に変わった。でも、行ってみなければ分からない。そして、最後になるかもしれないから山頂を踏みたい。



10/7 何となく後頭が重い。疲れがとれないのだろうか? それとも、無視している血圧のせいなのだろうか? そんな状態が続いているから憂鬱である。首ばかりに手がいく。



10/6 どちらかというと「山ノ神」は、毛勝山に行きたがらない。行程が長いし、暗くなって下山する事が多いからだと思う。蓮華温泉から白馬岳の事を考えると、時間的にそんなに違う事がなかろうと思うのであるが、時期が違うから日照時間短い。

 ならば、もっと時期を早めて登ったらとなるが、暑さの回避と紅葉が楽しめるという利点があるし、もしかしたら、ナメコの収穫に繋がる事もある。しかし、年々衰える脚力を考えると、「今年が最後かもしれない。」 との弱気にもなる。

 当然と言えば当然であるが、これからは、全てがオマケと考えるべきであろう。若い人達と違って、体力・気力が揃わなければ、後々偉い目に遭う事になる可能性が高い。 「転んだら終わり。次からの山行がなくなる。」 を肝に銘じての行動となる。



10/5 今度の休日は、昨年行けなかった「毛勝山」へ行こうと思っている。今のところ、「晴れ・曇り」の予報であるからして、実行性は高い。でも、明日から明後日にかけての雨予想が気にかかるところである。

 一昨年も山頂近くになって積雪を見た。その斜面は、なかなか溶けにくい所なのか、凍結していて、退却を余儀なくされてしまった。今度の雨も気温次第なのであるが、平地の気温が15℃を割ると念のために滑り止めを持参しなくてはいけないような気がする。



10/4 疲れたが、娘を始発の電車に送るため、早々に起きた。2日間、私達の為に、いろいろやってくれたので、それくらいはやらないといけないと思ったのだが、親ばかかもしれない。少々眠たかったが、連休明けもあって、いろいろと来客があり、眠たいとも言っておれない状態が続いたので、何もかもが上手く回転したように思った。お陰でHPは疎かになってしまったが・・・



10/3 5時半・6時半・7時半の朝食希望時間があったが、帝釈山に行くだけだったから、(田代山への可能性は秘めていたが・・) ゆっくり目の6時半にしてもらった。朝風呂に入って、食事を出してもらい、キャンプや車中泊などに比べれば雲泥の差である。本当は、移動も日中、そして、宿に泊まれば一番なのであるが、時間もないし、経済的な問題もあるので、立派な所に泊まらなくてもいいから、時々、そうなればと思うのである。

 帝釈山(2,059.6m 200名山)へは、林道を40分ぐらい走ると、1,790mの馬坂峠登山口駐車場に着く。薄日が差したかと思えたが、すぐにガスに覆われる。また青空が覗いたかなと思ったら、隠れてしまったが、登山口から45分程で山頂にやって来られた。昼食には、ちょっと早かったので、コーヒタイムだけとした。

 ならばと田代山へなったが、「山ノ神」は、あまり乗り気になかった。帝釈山頂で待つと言ったが、2時間も一人でおられるかとなると、それも不安のようで一緒に行く事になった。整備された登山道(2キロ)で歩き易かったが、なかなか着かなかった。

 田代山頂そのものが湿原で、草紅葉以外何にもなかった。空模様も怪しく途中で止めようかと思ったが、来たからには、ぐるっと回り、山頂とされている標識の所で簡単な食事をした。後は、降らない内に先を急いだ。幸いにもポツリポツリと来たが、多くは降らなかった。

 桧枝岐はキャンペーン中で、500円以上3か所で消費すると先着3,000名に2,000円のキャッシュバックがあるというので、帝釈山の帰り道「燧ノ湯」に入った。(民宿で500円券を300円で買って) 前日、酒屋さんでビールを1,000円余り買ったのを加えて、三か所となり、観光協会に持ち込んだら、2,000円×2人=4,000円が戻ってきて大喜びをした。その他に、抽選くじでハズレであったが、飲料水も頂いた。民宿でももらったので計4本である。

 明るい内に桧枝岐を出ようと言っていたものの、午後4時近くになってしまった。そして、とうとう本降りになってしまった。只見湖の周りをまわって、シルバーライン・小出・十日町・松代・上越は既存のルートであるが、早く帰ろうとなり、上越~朝日間、高速使ってしまった。それでもやっぱり疲れた。



10/2 昨夜は9時前に床に着いたが、全く眠る事が出来なかった。日付が変わった0時半頃、「秋田・岩手には行けないが、桧枝岐から、燧ヶ岳・帝釈山へ行かないか?」 と「山ノ神」に声を掛けてみた。

 寝入り端だったからかもしれないが、「山ノ神」は、なかなか起きて来なかった。その間、一応の準備と、念のためシュラフと毛布を準備しておいた。「日帰りになるかもしれないし、もしかしたら、何処かの宿に泊まるかもしれない。」 とも告げた。

 財布は「山ノ神。お金を使うのはイヤみたい。だから、私以上に、宿に泊まるのを選択肢の一つとする可能性は低い。でも、今回は、朝日・上越間だけ高速を使った。深夜は3割引きだからである。

 26年前は沼山峠まで車が入った。他にも何度となく、桧枝岐にやって来ているが、駐車料金を払った記憶がない。今回は、御池から直接燧ヶ岳に登るコースを選んだ。御池の駐車料金は1,000円。(2時間は無料)

 燧ヶ岳は、俎嵓と柴安嵓(最高点)の双耳峰であるが、ガスに覆われて展望は全くダメ。そして、風が強く食事をしようなんて思えないくらいであった。でも、ガスが強風に吹き飛ばされる合間に、尾瀬ヶ原と尾瀬沼の一部であるが、望めたのはラッキーというしかなかった。

 道中に湿原(広沢田代・熊沢田代)があると知っていたが、予想以上に大きく、雰囲気が良かった。それは草紅葉である。「草が枯れているだけ・・」 という他人様がおられるようであるが、感性の問題であるから、それはどうしようもない事。

 お天気がお天気だったから、ろくに食事もせず下山したが、これも途中から雨になってしまったから仕方がない。桧枝岐の観光協会を目指して車を走らせたが、結構離れていた。新しい道の駅の中にあり、「何処か泊まる所を紹介して頂けませんか?あまり高い所はダメですが、食事が付いている所をお願いします。」 という事で民宿を紹介して頂いた。

 一泊8,000円(入湯税込)そして、宿泊すると、御池の駐車料金が戻って来た。こじんまりしていて、割と快適であった。イワナの塩焼きやサンショウウオの唐揚げなど、品数も多かった。(山菜料理) 蕎麦も美味しかった。

 

10/1 どう見たって予報は悪い。「今年はダメかもしれないが、来年以降ゆっくり出掛けよう。その代り、劔沢・雷鳥沢のキャンプも諦めるから・・」 と、「山ノ神」に告げたが、納得のいかぬ顔どころか、憤慨しているように見受けた。

 元々、「山はどうでもよいから、遠くに行きたい。」 のが、「山ノ神」の希望であるから、お天気なんかどうでも良いのであろう。 と言っても、2日間の休日では、夜行で時間を稼がなければ、とても遠くへはいけない。雰囲気の悪さから、私は、珍しくお酒を口にせず休む事にした。