9/30 親愛なるお客様:本間元三  アカウントに問題があり、引き続きアカウントを使用して購入することはできません。あなたのコンピュータがあなたの新しいデータを長時間取得しない場合は、次のようにします。コンピュータシステムはあなたのアカウントとそのアカウント内のポイントを凍結します。時間内にアカウント情報を更新してください。ご迷惑をおかけしますが、ご容赦ください。更新情報を入力 amazon.co.jp

 上記のようなメールが何度となく届いていたが、偽メールかもしれないしと思い、何となく削除して、そんなにも気にしていなかった。アカウント(メールアドレス)を変更すると、どうして連絡が来るのかな? また、しばらく購入していないからとポイントが凍結されるなんてどういう事。などと不審には思っていた。

 昨日、そのアマゾンで買い物をしてみた。ちゃんと買えた。ところが、やっぱりポイントが使えないのは嫌だったので、すぐにキャンセルをした。これは、どういう事なのと、娘にアドバイスを求めた。しかし、なかなか腰を上げてくれない。(親子というものは、こんなもんなのだが・・)

 今日になって、調べてくれて、アマゾンを名乗っているけれど、正規のアマゾンから出されるものにそのようなアドレスはないとの事。そして、ポイントが使えなかったのは、私のミスだっただけの事だったらしい。これで安堵!



9/29 幸せって? よく分からないけれど、上手く言えないけれど、今日も美味しくご飯を食べれた何でも無い事かもしれない。なんやかんや言っているけれど、毎週のように、山歩きが出来るのは、もっと幸せな事かもしれない。そして、まずまず健康だし、喧嘩しながらも家族と一緒にいるのも幸せの一つかもしれない。

 目に見えて、あまり感じない当たり前の事が一番の幸せ。そしたら、私が日頃思い抱いている事は、欲張りになってしまうのかも。その二つが上手い事繋がれば良いのだろうが、なかなか思うようにはならない。自分が良くて相手も良いなどは、なかなかなく、その思い切りが岐路となるようだ。凄い台風がやって来る。それも、当たり前に考えれば、そう怖くはないのかも。



9/28 また台風だ! 今週末、そして、私の連休(10/1~10/2) に影響してしまう。大型で強い台風だと言われているが、急速に衰える。また、大きく逸れて行く事を願いたい。



9/27 若い人達の間で流行っている言葉(造語なのか?)は、良く分からない。でもそれは、符丁のようなもので文化なのかもしれない。ずっと前、初めての言葉「きもい」 と言うのは、気持ちが良いのかと思ったら、反対で気持ちが悪いと言われた。それでも、「ウザイ」 は、何となく分かった。

 此処へ来て、「あざまる水産」 には参った。有難うと言う意味らしい。「ウトメ・コトメ・ウト・トメ」 は? ウトメは、舅・姑、コトメは、小姑。そして、ウトは、舅。トメは、姑のようだ。「すこ」 と言うのはどうなんだろう? 好きという意味らしい。 本当に難しい。例え理解したとしても、この歳で使うと、それこそ 「キモイ」 と言われそうだ!



9/26 富士山の初冠雪が報じられた。昨年より4日早いとか! 大雪山(旭岳)では、20日に初冠雪を記録している。それより先、同じ大雪山系の黒岳では、昨年より42日早い8/17の深夜に初雪が確認されている。立山・剱岳でも、そろそろなのかもしれない。

 今度の冬は、暖冬気味だとの予報が出ているが、雪が降らないのではないらしい。均せば暖冬で、所によっては大雪もあるらしい。三ヶ月予報などは、そんなもんだ! くらいに思っておれば良いのかもしれないね!



9/25 昨日は、薄っすらであったが富士山を遠望出来た。孫のミーは、白山を超え3,000m級の山に登った事になった。今、通っている小学校では、立山登山と言っても雄山を目指さず浄土山に登るらしい。今特有のリスク回避のようである。分からないでもあるが、危険というものは、何処にでも潜んでいるし、浄土山なら安心というものでもあるまい。

 雄山、或いは、大汝山に、立山登山の意義を感じるのは私だけではあるまい。今回 私も、小1・小3の孫と一緒して雄山に登ったが、ハラハラするところもないではないが、その体験を得て、成長していくと思うのであるが如何なものであろう。危険は至るところにある。安全箱の中にばかりいると、何もかもが怖くなる。



9/24 我が家を午前4時スタートとした甲斐があり、予定通り午前6時のケーブルに乗れ、しかも室堂に午前7時過ぎに着く。時折、陽が差し、この分なら今日は大丈夫だと思った。途中、上着を着たり脱いだりを兼ねた小休止を、何度となく繰り返したものの、午前8時半くらいには一ノ越に着いてしまった。

 後立山の山々や黒部五郎岳や笠ヶ岳、槍ヶ岳などを遠越しに見たり、シャッターを強請られた女性グループに跳んでみたらなどと、余計な事を言ったばかりに、そのチャンスに時間を取られてしまう始末。でも、山は楽しい。

 二人の孫を山頂まで誘導する思案は、それ程でもなく、上の孫ミーなどは、親よりもスイスイと行ってしまっていた。流石に下の孫エリーは、それなりの手解きをしなければ、こちらがドキドキしなければならない。でも、一の越から、70分程で雄山に着いたのは予定外であった。

 雄山山頂は、風があり高所だけに寒かった。私のような者は、慣れているからであろうか、そんなもんだとの認識であるが、娘夫婦や孫達は、震え上がっていたようであった。焼きそばやラーメン・そば、そして、コーヒーを頂いて下山する事としたが、それでも1時間以上滞在した事になる。

 下りは、ちょっとヒヤヒヤさせられるが、「元気だね!」 「幾つなの?」 などと聞かれる事が、励みになるのか、最後まで頑張り通した。紅葉そのものは、分かるはずもなく、風や空気が違う程度しか分かっていまい。それでも、日頃いない父親と共に、またお節介なジジババと一緒なのは、何物にも変え難かったに違いない。

 下山中もバス中も、ポツリと来たかと思ったが、それ以上落ちる事もなく、我々の味方となってくれた。早めに下山した事もあり、孫達の好きそうな所で食事をしたし、ムコ殿も時間の余裕を持って帰京して行った。



9/23 明日のお天気はどうなるか分からないけれど、立山行きを決行する。子供達(孫達)が起きれるかなども心配の種。でも、明日は6人で行ける事に幸せを感じなければなるまい。お天気のあれこれも、その後の話。まずは、始発のケーブルに乗れるだろうか?



9/22 利尻・礼文へ行ってみたい。しかも、ゆっくりとである。そして、山口へ行ってみたい。41年前新婚旅行で行ったのであるが、まだ行っていない所がたくさんある。下関・益田などがあるが、抑留されていた私の家族が帰国した港・仙崎へも行ってみたい。(私は、まだ生まれていなかった。)時間を掛けてである。

 そんな日がくるのだろうか? と思っているが、家庭環境ばかり気にしていると、なかなかそうはいかないものである。行きたいから行く。その精神で、お互い我慢をすれば行けるのではと思うようになっている。一年でも若いと、その視野の広がりも違うであろうし、少々の無理も利くというものであろう。そうなれば、北アのど真ん中で、一週間ぐらい過ごしたいというのも出てくる。



9/21 今度の連休(9/22~9/24) のお天気も危ないものだ! と言っても私の休日は、月曜日(秋分の日の振替休日)だけだ。日曜日だけが良さそうであるが、後はあまり良くない予報である。ムコ殿との山行を予定しているが、今回もギリギリまで分からない。



9/20 なかなか物を捨てられない性格であるからに、山の靴下や手袋の片方がたくさん残っている。何時か使えるだろうとか、何だかもったいないの思いからである。その代わりに別の物を買っているのだから、いらないのである。今日こそ、処分しなければと思ったのであるが、また、何かの基準で選別に掛けてしまうかもしれない。

 そのような物が、山用具以外にもたくさんあるのも事実。もったいないの他に、当然想い出もある。それを何時かは断ち切らなくてはいけないのであるが、なかなかである。置いておく場所がなければ、必然的に捨てなければいけなくなると言われるが・・・・。問答無用で処分出来れば良いのであるが、一つ一つ点検でもしようものなら、なかなか作業が進まなくなる。分かっているのだが・・・・。



9/19 このところ、HPの更新が思うようにいかない。飲み過ぎて思うようにいかない事もあるが、手作りのHPだけに、ソースのちょっとした手違いで、全くダメになってしまう事もある。もちろん、時々ではあるが、怠けも手伝う事がある。「まあ~、いいや!」 があってもいいのであるが、これもモチベーションに繋がる。

 辛い事、面倒な事を克服してこそ、山登りと一緒で達成感を生む。分かっているのだが、楽な方、楽な方へと傾きかける。朝のトレーニングもしかりである。悪魔の囁きも頻繁に聞こえて来る。



9/18 「何とか山へ行けた。」 と、「やっぱり疲れた。」 が同居している感じ! 長距離運転だからなのか眠られないからなのだろうか、とにかく疲れるようになった。当たり前と言えば、それまでなのだろうが、「悔しい!」 が先に来るのだから、やっぱりどうかしているのかも・・

 でも、「億劫になれば、オシマイ。」 まだまだの気持ちでいかなければ、何事も終わりを待つだけになる。辛いけど、イヤになるけど、鍛錬・訓練が必要。モチベーションも大事。やっぱり、気持ちの共有している仲間との語らいが不可欠。常に前向きだよ!



9/17 夜中に降っていた雨は上がった。しかし、山は雲に覆われていた。でも、時折、ちょっぴりであるが、青空が見え隠れする。私は、少々雨になっても唐松岳を希望していたが、決定権を「山ノ神」に委ねた。となると、少しでも遠い所への思いの強い事からしても、茅が岳となったのである。

 そうなると、松本までまた戻らなくてはいけなくなる。(高速だと安曇野) 2時間は余計に掛かる事となったが、それは致し方ない。連休最終日であるから、上り線は結構な混み様であった。韮崎ICで降りて、深田記念公園までの距離が、3回目であっても、何だか遠くに感じてしまった。意外と覚えていないものだ。その駐車場は、ほぼ満杯。午前11時前であったが、もう一組の登山者があった。(三重からの若者4人)

 茅が岳は、深田久弥終焉の地、そして、二百名山であるが、2時間程で登れる単調な山である。女岩付近に少しの岩場、山頂付近での岩場以外、それ程の特徴もない。しかし、山頂からの展望は素晴らしいほど良い。お天気に恵まれれば当然富士山が見える。金峰山も大きい。瑞牆山も。八ヶ岳に仙丈ヶ岳・甲斐駒ケ岳などなど。

 結局、雨に殆ど遭わなかった。車中でポツリはあったが、傘を差す事がなかった。雨に翻弄された連休であったが、徐々に山行スタイルが変わって行く前兆なのかもしれない。

9/16 今日・明日の連休は、予報からして、かなりの確率で山行を諦めていたが、「何処かへ行きたい。家にいるのはイヤ!」 という「山ノ神」に押し切られた感じで出掛ける事になった。そうなれば、私としても、何処かの山に登りたい思いが湧いてくる。天候の急回復を願っての唐松岳、そして、少しでも、太平洋側の茅が岳を候補にしての出発となった。

 そのような事を頭に入れて、前夜に宿を取った。始めから雨ではテントはイヤ。車中泊もイヤとなり、比較的安価な宿となったが、せめてもの抵抗が功を奏した感あり。一日目の観光?は、松本城と町並み、時間があれば安曇野としたため、我が家発は、午前5時半である。

 事前調査したつもりであったが、やっぱり駐車場に手間取ってしまった。そして、松本城天守閣へ登るのに50分待ち。旧開智学校や中町・縄手通りの散策、昼食(そば)を食べれば、宿へ行く時間的限界に達してしまった。雨は降らなかったが、山歩きと違い異様なくらいに疲れてしまった。

 宿を白馬(正確には小谷村)に取った事から、2時間は掛かる。そして、やっぱり雨になった。でも、宿ではゆっくり出来た。お腹がいっぱいになる程食べて飲んだ。たまには、こんなのも良いのかなと思ったが、街中観光は私には似つかないようだ。



9/15 依然雨が降り続いている。涸沢・穂高へ行くと言っていた「周さんとその仲間達」が、帰って来たようだ。こちら以上に条件が悪かったのだろう。私達も明日の登山は、ほぼナシという事になるらしい。でも、明後日はまだ諦めていない。



9/14 「行くと降るが、行かないと晴れる。」 というジンクスめいたところがある。北陸だけかもしれないが、ずっと雨予報。でも、分からないのが本当のところ。「山ノ神」との折衷案で白馬周辺で泊まる事にした。雨が止みそうなら唐松岳への望みをかけて・・・。でも、あくまで予定である。



9/13 三連休の予報が良くない。(私は、日・月の二連休) 何処へも行かないわけがないが、行き先の選定に苦慮している。「遠くでさえあれば良い。」 という「山ノ神」 とは噛み合わない。それは、山でなくても良いと認めなければいけないからである。あまり急回復を望めないのなら、2日とも日帰りでも良いのだが・・・



9/12 「休日は、山に・・」 と、のほほんと出掛けている私(達)であるが、改めて周りを眺めてみると、膝や腰を痛めている人や、転んで怪我をした人もいる。また、ちょっと若い人達には、親様や舅・姑の世話で身動きが出来ない人もいる。また、逆に、ちょっと先輩達には、連れ合いの状態が悪く出掛けられない人もある。

 そして、子や孫の事で出られない人もある。「何も問題がない。」 などと、いう人は少なく、またその期間などは、限られた短いものである。他に、仕事が忙しい過ぎる人もいる。最も、山だけが人生ではないし、憂さを晴らすには、他の方法はいくらでもある。しかし、されど山である。



9/11 2週間前に旧友から来た便りに、ようやく返事を書く事が出来た。上手く書こうと思っているからではないが、なかなかその気になれない。でも、素直になれば、それなりになれるのかもしれない。2ヶ月前に、気になる山友からも便りを頂いているのに、やはり返事を出せないでいる。

 間違いのないようにと思うと尚更萎縮してしまう。たった一言や一語で傷付けて、積み重ねた物を、一瞬で失うような事を避けたいと思う弱気の心が動くからかもしれない。SNSと違う昔ながらの伝達に気を良くはしているのであるが、例え文字だとしても、完全に伝わるとも言えないもどかしさもある。

 

9/10 雨が強くなったり弱くなったり。「休日は、山に・・」 と、「今日は、止めようか!」 を、天秤に掛けてしまいそうになったのですが、「止めたらオシマイ!」 という心が勝って、小佐波御前山に行ってきました。本当に何を考えているのかと問われそうですが、こればかりは仕方がありません。

 だからでしょうか? 「雨が好きなのでしょうか?」 「そんなにしてまで・・」 と言われてもしょうがないようです。お天気が良いのがいいに決まっています。気持ち良く歩きたいです。でも、この休日に出掛けなかったら、週一のジムに行かなかったのと同じになってしまいます。

 12年目の雨具は、傘を差しても、雨が染み込んで来ます。あえて古い靴を履いたのですが、靴下がグチャグチャになりました。避難小屋では、カップ麺とコーヒーを頂いただけですが、それなりに充実した一日になった気がしています。孫達を見送って、戸締まりしてから出掛けました。午後5時の育成クラブ(学童保育)の迎えに間に合うように帰宅しました。山だけでなく、一家の一員としても貢献しています。(笑)

 今日の小佐波御前山は、ちょうど50回目となりました。牛岳・千石城山・大辻山・白木峰・金剛堂山に次いで6座目です。10座が目標なのですが、届くかどうかは分かりません。でも、大地山47回・人形山39回・大猫山38回・白山38回だから、何とか頑張りたいと思っています。その次の目標は、10回以上100座です。



9/9 明日も☂か・・・ 面白くないが仕方がない。何処へ行こうか? やっぱり何処かへ行かなければならないのか? 「止めようか?」 と言っても信じてもらえない。



9/8 何だかテンションが上がらないというのか、その気にならない。どうした事なのだろうか・・・。 「頑張らなくては・・」 「負けないぞ!」 が、何処かへ飛んで行ってしまったようだ。このような事を繰り返すのだろうから、先細りになりそうな、この先が不安である。



9/7 術後2週間で雷鳥沢キャンプ(7月の海の日)をした時に知り合った群馬の斉木氏の報告によると、今度の台風で、ロッジ立山連峰の屋根が吹っ飛び、雷鳥沢ロッジの玄関の窓が割れたそうです。幸い怪我人はなかったようです。(斉木氏の友人が雷鳥沢ロッジ勤務、その報告らしい)

 やっぱり大自然の脅威は凄い。行くはずがないが、一日ずれておれば、一溜りもなかったかもしれない。50年余、いろいろな事を経験しているが、「怖い」 「恐ろしい」 事がたくさんあった。でも、やめられない。しかし、これからは、そのリスクを最小限に抑えた山行になっていくと思う。



9/6 大阪(関西)の台風被害と思っていたら、今度は、北海道の地震である。今年も、局地的に集中豪雨に見舞われた所も多い。”災害列島” と言われても可笑しくない状況である事は間違いない。雨量・気温・風速など、観測史上最高・最大とかの文字が目に付くのだから・・・。

 昨日・今日と日中の気温はまだ高いが、夜中の気温が眠られるようなものに落ち着いて来た。いろいろな欲があるが、ここに来て睡眠欲が際立って来ている。もう、熱帯夜はイヤ!。

9/5 台風一過の今日は、とても良いお天気となった。今度の山行は、台風の影響を受けなかったら、もっと、たくさん歩けたかもしれない。しかし、山歩き(登山)は、人生の縮図と言われるように、そんなに思い通りにはいかない。早めに切り上げた事が正しかったかどうかは、後々に、そして、個々の思いが左右されるように思う。

 「初めから分かっていた事。そして、久しぶりに集まった仲間との語らいに、とても満足している。」 が私の寸評。 ”お天気の良い時に出掛けるのが一番。” に決っているが、そうなかなか上手くはいかない。よく分かっている山で、いろんな条件下で経験するのも一つ。山も、泣く・笑う・怒るが感じられる。穏やかな時、ゆっくりさせてくれる事もあるだろう。

 外野席の評は、随分と違う。「オカシイ!」 「バカでなかろうか!」 であるが、中には、「仕方がないもんね!」 「どうしようもないもんね!」 もある。私のライフスタイルと認識してもらっていると考えるが、もしかしたら、「バカ」 「アホ」 を認定してくれたのかもしれない。



9/4 小心者の私は、2時間程眠った後、午前0時頃から、殆ど眠られなかった。「1~2日寝られなかっても死なない。」 が持論なのであるが、前日もあまり寝ていない事情があり、何としても眠らなくてはと思ったが全然ダメだった。トイレに行ったり、張綱の点検をしたくらいでは時間が潰せない。空は月が出たり、星が出たりかと思ったら、雲にさっと遮られたりして、その移り変わりが激しかった。

 夜が明ける頃には、コーヒーでも飲みたいと思って起きてしまった。依然風は強いし、いずれ降るような感じだったので、今日の行動は中止とした。「軽い食事をして・・」、と言っても、テーブル上に置いた軽い物は、皆風に持って行かれる状態であり、必死に抑えての食事となった。

 雨の降らないない内に片付ける事になる。そして、室堂に向かった。室堂着が午前8時前。こんな事は初めて。この時間に帰るとは考えられない事だもん。「こんな時だけに、自然保護センター見学!」 となったが、まだ早く開いていない。ならばと、近くで店を開いた。(コーヒーを含めた軽食である。)

 バスに乗り込むと剱岳や大日連山がきれいに見られ、富山平野や富山湾もスッキリと見える。見通しを誤ったかと思ったが、県西部の山手には暗い雲が立ち込めていた。立山駅に着いて、一応の解散となったが、「もうちょっと歩きたい。」 となって、上市の城ケ平山に行く事になった。

 3時間程(移動時間も含めれば3時間半程かな。)で駐車場に戻ったら、大阪の長男から電話が入った。「会社にいるがビルが揺れている。物凄い風である。高岡の家が心配!」 というものであった。大岩周辺は、何の風も吹いていなく平穏であった。しかし、8号線に入ってから雨が降り出した。これから迫って来る台風に向かって走っているような感じであった。そして、片付けて風呂からあがった頃から風が強くなった。



9/3 午前5時前に電話が鳴った。「私も同行したい。泊まるわけにはいかないが・・」 池田氏であった。賑やかになるから大歓迎! そして、皆との約束時間と場所を伝えた。待ち合わせ場所のアルペン村午前6時に、ねぎちゃんもやって来てくれて、いっぺんに盛り上がった。立山駅で池田氏と合流。そこに、イケさんとハマちゃんとバッタリ。こんな事は、なかなかないので、無理矢理写真に収まってもらった。

 室堂に着けば、重荷は雷鳥沢キャンプ場までである。それではと、池田氏の提案で、みくりが池・雷鳥荘ルートではなく、一の越向かって、室堂山荘の先を左折して、一の越下から雷鳥沢に出るルートと合流するルートを行く事になった。登山者も少なく、静かで快適なルートである。私は、三山縦走で雷鳥沢に戻る時に、時々歩く事がある。

 泊まるのは、池田氏を除く5人。そして、テントは4張という贅沢なもの。それは、テン場が近いという事があるが、皆強靭であるからに他ならない。以前、朝日岳に出掛けた時も4人で3張であった事を思い出す。今回は、台風接近だけに、いつもより、張綱の点検を怠らなかった。管理棟に届けを出して、奥大日に向かう。私は、7月8月、今回と今年は3回目となった。

 テン場発が午前10時55分。このような時間からだと、上昇気流の関係か剱岳を望める機会が少ない。しかし、あれやこれやと話しながらの歩きだから結構楽しい。時々であるが、剱岳の全容といかないまでも、姿を見せてくれたのである。でも、山頂では、真っ白でその姿はなかった。でも、泊まるのであるから、当然の事ながら乾杯である。

 往路も復路も2時間前後であったが、皆が舌を巻いたのは池田氏の俊足ぶりである。スイスイと行かれるのであるから魂消てしまう。「元気さの確認・披露」の一人舞台だったような・・・。 でも、泊まられないのだから、別れなければのである。それでも、雷鳥荘に向かってのあの階段をスイスイ行かれるのを見守った。

 今回の楽しみでもあった宴会が始まった。例の如く、次から次と出て来る食材に、持参した物が、なかなか出せないというジレンマがあったが、もうどうでも良くなって、飲み物と一緒に、胃袋の中に流し込んでいた。歩いた後は、少々のアルコールを頂いても酔いは少ないように思う。何故なんだろう。アルコールは水分ではないハズなのに・・。

 台風接近を匂わせる雲の流れやその形に不安があったが、青空が広がったり、星が輝いたりすると、ついつい薄らいで行くような感じであった。薄暗くなった頃、テントの張綱に足を引っ掛けてフラフラになった女性が現れた。剱岳の帰りらしく、道に迷ったと言われるのである。足が遅いのもあるが、仲間は先に行ってしまったとの事。日本在住の中国人のようであった。

 「先に行ってくれ。」 と言ったのかもしれないが、放って行ってしまうなんてとんでもないと思ってしまった。お腹も空いていたらしく、我々が、「食べろ!」 と言ったものを全て食べたような気がする。日本語は上手だったからか、泊まる所を見付けていたようで(雷鳥沢ヒュッテ)、我々一人一人に、ハグをして、灯りの見える方向に歩いて行かれた。

 飲んでも飲んでもキリがないと言うものの、何だか寂しいので、テントの中で二次会となる。明朝のスケジュールは、起きてみないと分からないとなったが、やっぱり強い風になかなか眠られなかった。

   

9/2 「それでも行くのか?」 と問われそうだが、好山病重症患者達は行く。今のところ、一日目は大丈夫のようだし、何と言っても、その晩(雷鳥沢)の宴が楽しみである。「山の空気」をいっぱい吸って、満天の星を眺める。そのようなシナリオ通りにいけばハッピーなのだが・・・

 好山病メンバー3名に、ゲスト1名の少人数であるが、ここに来て、何とか段取りを付けてやって来てくれるメンバーが出て来そうだ。来れなくても、そのような意思表示をもらっただけで嬉しくて仕方がない。台風なんか何処かへ行っちゃへ・・・。



9/1 9/3~9/4は、好山病キャンプ山行。しかし、今年は集まらない。そして、連日の雨。台風の接近。行き先を決めるにも難儀。ここに来て、予報が上方修正されたかに思えるが、まだ予断を許さない。でも行く。灯火を消さないためにも必ず行く。