元    さ   ん   の   山   紀   行
黒 岩 山 (1,623.6m)
<富山県朝日町 新潟県糸魚川市>  平成20年10月13日




紅葉真っ盛りの黒岩山で・・・




出発地点の発電所。 ゲートがしっかり閉まっている。 長い林道歩きから始まる。


中俣新道入口 すぐに中俣小屋がある。 始めから急登!


中俣山は登山道の通過点。 栂海の山並みが見えて来る。 湿地帯を通る。


振り返れば、黒姫山と頸城の山々が・・ だんだんと紅葉が良くなって来る。 栂海の山が萌えている。


気持ちよく落葉を踏みしめて・・ 黄色も・・・・ 黒岩平から、長栂・朝日岳方面!


見事な赤も・・・・ 犬ヶ岳を遠望する。 風衝地帯に出る。


朝日・親不知・ヒスイ峡の分岐点。 サワガニ山への稜線後方に初雪山が・・ 黒岩山頂にて・・


中俣尾根の風衝地帯を見下ろす。 黒岩山頂周辺の紅葉! 黒岩平へ・・・


黒岩平を行くⅠ 黒岩平を行くⅡ



黒岩平  (時間がなくなり途中で引き返す。)


黒岩平を行くⅢ 黒岩平を行くⅣ


黒岩平を行くⅤ 黒岩平を行くⅥ


黒岩山へ戻る。 再び黒岩山頂へ・・・


紅葉真っ最中の中俣尾根を降る。Ⅰ 紅葉真っ最中の中俣尾根を降る。Ⅱ


紅葉真っ最中の中俣尾根を降る。Ⅲ 紅葉真っ最中の中俣尾根を降る。Ⅳ


帰路の林道歩きでヨシオ滝を眺める。 暗くなってから車デボ地点に戻り、コーヒータイム





「10/13コラム(山つれづれ・・・より)」

10/13 予想通り「黒岩山」 周辺の紅葉は素晴らしかった。中俣尾根上部、黒岩平、黒岩山からサワガニ山・犬ヶ岳にかけて・・・
 「10年に一度の紅葉」 を描いて歩いたが、なかなか、その域には達しなかった。しかし、中俣山付近を過ぎ、ぬかるんだ所やブナ林を過ぎて、風衝地帯に出た頃から、凄い紅葉が目に飛び込んで来た。

 「ワッ~」 「ワッ~」 と奇声を発しながら、前週出掛けた「金山・天狗原山と比べて・・」 となった。しかし、栂海新道上に達したら、そんな事は、どうでも良いと思った。「見渡す限り、山は萌えていた。」

 日が短い今回の山行であったが、展望が良いか悪いかは別にして、黒岩平の一番高い所から眺めるのも目的の一つであった。黒岩山から黒岩平は、逆光であったから尚更である。

 でも、山ノ神にしてみれば、5時間も堪え忍んできたのに、未だ長い先を歩かされる。ガスが次第に覆ってくる。しかも、日が短いのに、食事の時間が、だんだんと削られていく。

 何もかもが、脳天に集まってしまったのか、今にも爆発するような凄い顔に、さすがの私も、「これまでか・・」 と黒岩平で休む事を提案したが、山ノ神にしてみれば、少しでも登山口に近い所なのであろうか、黒岩山頂に戻りたい希望であった。

 何も逆らう理由もないから、それに従う事になったが、このような事が、我が家で、度々起こってしまう。妥協案として、「行ける所まで・・」 が、恒久化し、益々行動範囲を狭められていくような、歯痒い思いとなる。

 山頂発予定を、午後1時としていたのであるが、なし崩しで30分の延長となってしまった。「速く歩け!」 と言えばケンカになるし、ゆっくりすれば、日が暮れてしまうのである。それが分かっていて、ヤマブドウに、目がいってしまうのであるから、参ってしまう。それも、休憩術の一つなのかもしれないが・・・

 林道に出たのが午後4時を回っていた。車でデボ地点の発電所に辿り着いたのが、真っ暗になった午後5時40分であった。それでも、その暗闇でコーヒーを沸かして、12時間の山を振り返った。





 ■■■コースタイム■■■
高岡3:25=糸魚川=発電所(5:45~55)=中俣新道登山口(6:45~55)=中俣山(8:15~25)=標高1200m(9:15~20)57)=標高1420㍍10:55=黒岩山頂上(10:50~11:10)=黒岩平標高mで退却11:40=黒岩山頂上(12:10~13:30)=中俣山(15:10~15)=中俣新道登山口(16:00~05)=ヨシオ滝(16:35~40)=発電所(17:40~18:00)=糸魚川IC18:35=魚津IC(19:05)=高岡19:5520:30


 ■■■同行者■■■
         比佐恵