元   さ   ん   の   山  紀  行
大 倉 山 (1,443㍍)
<富山県上市町・魚津市> 平成17年04月05日





大倉山頂上から剱岳を仰ぐ 大倉山頂上で剱岳をバックに




 前日に大明神山に出掛けた事もあり、少々遅い出発になった。そのため、8号線のラッシュに引っかり、林道入口に着いたのが午前9時少し前になってしまった。林道は除雪されておらず、既に入口付近には、2台の車がとめてあり、私達は少し戻って剱橋の袂にとめた。歩いても3~4分程である。
 昨年の同時期(4/6)には、林道交差地点まで除雪・整備されていたのであるが、この雪量では、車を乗り入れる事が出来るのは、もう少し先のようであった。 


剱橋の袂で駐車 残雪の多い林道を行く 登山口駐車場付近 登山口

 実際林道を歩くと、往復2時間必要になり、大倉山もかなりきつい山になる。林道が交差している所で、舟杉氏とあった。
 舟杉氏とは初対面であるが、何処か違った尾根から登られる事を検討しておられたようで、かなり山のベテランのように伺えた。(後に、HP「山のソナタ」の管理人である事がわかる。)しかし、我々が休憩している間に、いわゆる夏道を進んで行かれた。


急登を行く 大日岳が見えて来る 稜線に出たら大倉山頂上付近が見えて来る

 林道を1時間チョット歩き、登山口を出発したのが、午前10時25分である。雪が多いものの登山口からの最初の登りは、南斜面である事から雪の着きが悪い。でも予想よりはるかに多かった。ズブーッと沈む事もなく、意外と快調に登る事が出来た。1時間もすると、大日岳が見えて来て、尚更剱岳の姿を期待するようになる。早く行かなくては! 

       

 ファーッと稜線に出ると、顔見知りの高田氏が休息しておられた。「帰えろかな!」と思っておられたようであったが、「我々が行こうよ!」と誘い3人になった。いっぺんに賑やかになり、やがて先にお会いした舟杉氏にも山頂へ誘ったが、「今日はここまで!」と、コンロで何か美味いものを、煮込んでおられた。

山頂でテーブル作り 高田さんもご一緒に! 遅くなっても山頂レストランで!

 山頂着が遅くとも、こんな素晴らしい光景をサーッと見て帰るわけにはいかない。何時ものように、雪を掘り、テーブル作りを始める。毎週のように作ったり、見ていたりすると、今では、そんなに時間を要しなくてもいいようになった。
 アルコールのダメな高田氏には申し訳なかったが、ラーメンを食べて、我々に付き合ってもらった。2時間足らずだったが、充分に剱岳や毛勝の山々を、堪能する事が出来、今日も楽しく素晴らしい一日を過ごしたように思えた。


4時過ぎに山頂を発つ なだらかな山頂付近 日が暮れる前に降りなくちゃ!

 山頂発が、今日も午後4時を回ってしまった。高田氏は普通ならもう帰宅してしまっているらしい。 でも、明るいうちに車に着けばいい。最悪でも明るいうちに林道に出ればいいと言ってくださる。でも、“ 本当は、夕日を山頂で!” などとまでは言えなかった。
 それでも、登山口に6時、林道入口では日が暮れてしまった。




 ■4/5 今日のお天気が、昨日の「大明神山行」なら良かったのにと思っても仕方がない。今日の大倉山は、登山口が午前9時15分発と、まだたっぷり雪がある林道を、歩かなければならない山行としては、遅い出発である。単独で土倉山に登ると言っていたeiko女史に、我々の大倉山まで足を延ばしたらのつもりで、携帯メールしたのであったが、林道のデブリに撤退を余儀なくされ、他の山に移動中だとのメールが届きチョッピリ残念だった。しかし、1053mのピークで高岡の高田氏と遭遇し、山頂までご一緒して頂いた。予定があったのかもしれないのに、ピーカンの空の下で、剱岳や毛勝の山々を眺めながら、私達夫婦に付き合って頂いた。例の如く、山頂発が午後4時を回り、車に戻ったのが、昨日よりも15分遅い午後6時50分であった。毎日暗くなるまで山歩きなどとは、如何に好きだと言えども、ちょっと可笑しいのかもしれない。  ■ 





 ☆☆☆コースタイム★★★

高岡7:15=剱橋(8:55~9:12)=林道入口9:15=林道分岐(10:00~10)=登山口10:25=1053m稜線(12:10~30)=大倉山頂上(14:20~16:05)=10543m17:05=登山口18:00=林道入口18:00=剱橋(18:50~19:00)=高岡

   ■■■同行者■■■
          比佐恵 ・ 途中から高田氏(高岡)