元    さ    ん    の    山    紀    行
高峰山 (957.7㍍) ・ 大辻山 (1,361㍍)
<富山県 上市町・立山町>     平成28年01月11日







ため池から1.5キロ地点で車をデボ。 雨も、いつの間にか雪になっていた。


作業路分岐を通過。 高峰山登山口にて・・・。


岩城君先頭のラッセルが続く。


車デボ地点から、2時間で高峰山頂上に着く。


高峰山頂上から一旦降りる。


倒れた樹木を潜りながら、また、払い除けながら・・・


午前10時半頃、鳥越峠に着いた。


今度は、鳥越峠から、大辻山にチャレンジ。






全くトレースがない中、岩城君の脚力を信じ着いて行く。




しかし、山頂まで届かぬと判断し、1.021m付近で諦める事になる。


まあ~、山の中にいれば幸せのメンバーだし納得である。


「山ノ神」のスノーシューが破損している事に
気付き、どうしたものかとなる?
優しい岩城君は、破損した「山ノ神」のスノーシュー
を履き、自分の物を「山ノ神」に貸してくれた。


岩城君のサービス。(余興・戯れ) 鳥越峠に戻って・・・


再び、高峰山を目指して・・・ 一瞬、大辻山が浮かび上がった。


高峰山に戻る。


筏井氏を追い掛けるが、なかなか追い着かない。ガスが掛かって来る。










   元さんの戯言・呟きから

1/11 午前6時半、集合場所の上市でも雨。どうしたもんだと思いながらも、雪になる事を確信しながら車を走らせた。西種でも降雪・積雪ともゼロ。そのまま林道に入り込むと、小雪になり、1・5キロくらい進んだ所で、想像以上の積雪で車をデボする事になる。

 カンジキかスノーシューかと気を揉んでいたが、いきなりスノーシューの装着となった。雪量が少なく担ぐのであればカンジキと思っていたが、その心配も吹っ飛んだ。また、雨・ミゾレだったら、手袋や雨具が不安だったので、ゴム引きの手袋をDYIで購入してきたり、「山ノ神」に、予備の雨具を用意させていたりしたが、これも出番がなくなった。

 僅かに残るトレースに従い岩城君がラッセルし、我々が続く。登山口まで1時間。登山口から高峰山まで1時間と、ほぼ予定通り。その後は、トレースが無く重い雪のラッセルであった。大辻山まで時間的にちょっと無理かも知れないと思いながら、鳥越峠まで約40分。(午前10時25分~30分)

 重い雪と枝の雪を払いながらであるから、どうしても時間を食ってしまう。それでも、登頂意欲は強く、唯々前進である。後方を着いて行く我々でも疲れて来るのであるから、終始トップを歩いている岩城君は、相当の疲れを感じているはずであるが、おくびにも出さないのだから凄い。

 しかし、戻る事や食事の事も考え、午前11時50分、歩き始めてから4時間20分、標高にして1,020m辺りで終了とする事になった。小雪が舞い始め、ちょっと寒かったが、1時間半以上滞在してしまった。「山ノ神」以外、誰もアルコール類を飲まないが、それなりに話があるもので、良い時間となった。

 撤退準備を開始した時に、「山ノ神」のスノーシューが故障している事に気付く。(足を乗せるアタッチメントが切れっていた。それも両方ともであった。) それを知った岩城君が、その故障したスノーシューを着けて、自分の物を「山ノ神」に与えてくれたのである。

 それを着けても、我々と同じ歩きをするのであるから、どのような足をしているのかと思ってしまう。また、その優しさに、心の中では最敬礼であった。でも、最後の最後には、両方ともちぎれてしまったが、大事にならず本当に良かった。



 ■■■ コースタイム ■■■
    上市役場6:30=林道1.5キロ地点(7:10~25)=作業路分岐7:50=高峰山登山口8:25=高峰山頂上(9:30~40)=鳥越峠(10:25~30)=抱かれ杉11:10=標高1,021m付近(11:50~13:30)=鳥越峠(14:10~15)=高峰山(14:55~15:00)=登山口15:35=作業路分岐16:00=車デボ地点16:15

 ■■■ 同行者 ■■■
        岩城君・筏井氏・「山ノ神」