元    さ   ん   の   山   紀   行
利賀の高峰  (1,071.4m)
<富山県南砺市(利賀村)>  平成25年11月25日




今シーズン初めて本格的雪道を走る。





山頂は高峰権現が祀られている。 高峰は、越中の百山の一座である。
(二等三角点・標高1,071.4m)


遠くに北アが望めた。 展望台に立っても、烈風によろけた。








   元さんの戯言・呟きから・・・

11/25 156号線も利賀街道に入っても、凄い風が吹き荒れ、車ごと持っていかれそうになった事もあった。金剛堂山に取り付いたら、尚一層強くなり、時たま、立ち止まらなければいけないような ”烈風”と表現した方がいいような風になった。南風は、雪を急激に溶かしていて、登山道はグチャグチャであった。

 今日も、栃谷登山口発午前9時45分である。保育所の迎えを考えれば、山頂へは届かないかもしれないと思っていたが、何時間か歩かなければならない使命感のようなものがあり、小雨の中を発ったのである。

 しかし、”烈風”と表現したくなるような風は、轟音を伴い、それはそれは殉情ではおれなかった。「山ノ神」は当然怯んだ。「私の2時間は歩かなくては・・」に我慢していたのかもしれない。でも、片折岳(一服金剛)周辺では、この暖かい風に溶かされた雪が、グチャグチャになっていたのである。

 当然の様に展望は良くないけれど、山頂近くが望める場所まで行って、撤退を決め込んだのであるが、何処も彼処も、風に見舞われて、休む所を得ずに、とうとう登りも降りも、口に何かを入れられるような事はなかったのである。

 登り際に、ナメコをちょっぴりゲットした事以外、今日の収穫はなかったのであるが、山の恐ろしさを、まざまざと実感した事は、有意義だったように思えてならない。ビバーク時にあのような風・音を、一晩中聞かされたら、私みたいな小心者は、参ってしまうのではなかろうかと思ってしまった。

 今日は、早く家に戻れると思って車を走らせたのであるが、北豆沢を通りかかった時点で、本来のピークを踏んでいないと思ったからであろうか、高峰(利賀の高峰)に向かって車を走らせてしまったのである。

 何度か来た山頂であるが、一回でも稼いでおきたいという気持が動いたのは確かであったが、やっぱり高度を上げると雪道となった。冬タイヤに四駆だから、心配はなかったのであるが、やはり今冬初めての本格的な雪道だけに、気を引き締めハンドルを握っていた事はいうまでもない。

 利賀の高峰のピークからは、北アの山々が眺められた。しかし、雨が近い事を、あの状況から感じたのであるが、実際は、家に戻ってからの雨となった。今日の予報は、全くぴったりであった。





 ■■■コースタイム■■■
  

 ■■■同行者■■■
        比佐恵