No.146 (H.20.08.01)


       白馬岳の帰路、何でもない所で、私がずっこけ、その弾みで、
       山ノ神を、押し倒してしまう羽目になってしまった。

       結果的には、大した事はなかったのであるが、
       二人とも、弾みを食って倒れた拍子に、
       いろいろな所を打ったハズである。

       特にアワを食ったのは、山ノ神で、
       機会あらば、押し倒す(落とす)方なのに、
       予期せぬ事態になったと思われる。

       想定外の奇襲に、ショックは隠せないようで、
       蓮華温泉まで、一言も喋らなかった。

       「上り坂」でも、「下り坂」 でもなく、「まさか」 である。 
       事は、順調に運ばないと思ったのであろうが、
       世の中とは、そんなものである。

       私は、寝たきりにならないためにも、山を歩き続けたい。
       お互い邪魔であろうが、都合の良い時、便利な時もある。
       毛嫌いする程でもあるまい。