No.332 (H.22.02.16)   ムキダケ                                 



       昨日の鉢伏山で、雑木林通過中、「山ノ神」 が
       キノコを採ったらしい。 なかなか来ないと思っていたら、
       それに時間を費やしていたようだ。

       家に帰ってから見せられ、開口一番 「俺は食べない。」
       と言ってしまった。

       「名前もわからないが、わかる人に聞いてみようと
       採って来たのだ!」 と言う 「山ノ神」。

       昨夕、飲み会に訪れたK君に、そのキノコを見せたら、
       「ムキダケ」 だと、太鼓判を押されて「山ノ神」 は上機嫌。

       「何処で採って来た?」 「まだ、たくさんあった。」 
       と二人の会話が弾んでいたが、
       私は食べさせられるのかと思い面白くなかった。

       「ムキダケ」 は、「ツキヨダケ」 と似ていると聞いた事が
       あるだけに、これから出されるおかずに不安がいっぱいである。

       「山ノ神」 は、山菜を一応知り尽くしたからであろうか、
       この頃はキノコにご執心。

       私は、「トリカブト」 だけでなく、キノコにも
       気を付けなくてはならなくなった。