No.497 (H.25.12.31)  最悪の大晦日 


                           

        突然、「山ノ神」が怒り出した。
        何の事か分からない。

        何もヘマをやっていないし、心当たりもない。

        「山ノ神」 が怒っていると言っても、
        少々言い放った後は、だんまりである。

        そして、最近は、フイと、しばらくの間、
        何処かへ行ってしまうのが定番。

        不安と言えば、「その間隔が、最近狭まって来た。」 
        かもしれない。


        そう言えば、携帯の事で諍いがある。
        「見る。」「見ない。」「見た。」「見ていない。」
        「見たい。」「見せたくない。」

        「山ノ神」は、私の携帯が気になるらしい。
        私は、「山ノ神」の携帯など気にした事もない。

        でも、私は見られるのがイヤだ!
        だから、いつもポケットの中に入れている。

        「山ノ神」は、それが気にいらないらしい。
        「こそこそしている。」 と言ってなじる。
        でも、可笑しい話である。
        私の日記を、覗き込むようなものだからだ!

        仮に、私の携帯を、こっそり見たとしても、
        怒ることなどしなければいいのに・・・

        見られて可笑しい事などない。
        「山ノ神」 の豊かな妄想だからだ!

        「イヤなら、いつでも別れてやる!」
        今は、そんな気持になっている。

        でも、「山ノ神」は、休日に合わせて来る。
        山行に合わせて来るのである。

        果たして、今度は?
        そうならなければ、今度の正月は暗い。