No.508 (H.26.08.27)   解放の日は遠い。


                           

        10日程前、同窓会の案内が「山ノ神」に届いた。
        2年程前に還暦という事で、「お伊勢さん」 行った
        中学時代の同窓会である。
        この間隔でやるのだから、
        結構纏まっているのかもしれない。

        10月の第3土日であるが、「参加したい。」 
        という希望には、
        止める意味合いもなく、「行って来たら・・」 
        と言ってあった。

        私達の休日は、第3日月であるから、土曜日は、
        私一人が働けばよいだけの事である。

        ところがである。
        急に、「山ノ神」が、行かないと言い出した。

        何故か分からないが、山行としては自由になる
        貴重な日曜日を逃したくないと思ったのか、
        それとも、私の行動への不信感を抱いたのかもしれない。

        同窓会に出掛けて、翌日の月曜日に山に行くので
        充分な気もするが、
        「山ノ神」の思いは計り知れない。

        この時期、「山ノ神」が行きたがらない
        大猫山・猫又山を念頭に
        置いているだけに、何だか複雑な心境である。

        他人は、「それだけ愛されているのだ。」 と、
        人事のように言うが、
        今となっては、時々、自由が欲しいと思うのが本音である。