No.526 (H.30.06.07)   忘れ物した為に・・


  先日の人形山行の折、食材を車の中に忘れてしまった。
  前日は午前4時過ぎ、当日は、午前4時半過ぎに自宅をスタート。

  しかも、人形山は、林道決壊のため、ひと山越えてのアクセス。
  心身とも疲れていた事は歪めない。

  そんな事も含めての事だけに、何もないとなると、
  心細くなるのは当たり前というもの。

  しかも、登り始めて1時間の時点であり、
  この先は長いのであるから、プツンと切れたのは間違いない。

  コンロ・ガス・コッヘル・水があっても、
  食べるものがないのであるから・・・

  飴玉2ケとコーヒーだけ。その時点で、「今日は、
  何でもいう事を聞くから」 と言ったのが間違いだった。

  とにかく、今回の目的の一つは、コシアブラ採りだったので、
  宮屋敷の先までは、大丈夫だと思っていたし、
  もしかしたら、稜線までの思いはあった。

  稜線(三ヶ辻山との分岐)で、
  「山ノ神」は、「此処まで・・」 の宣言をする。
  「あんただけ 行って来られ!」 である。

  私が食材を忘れたのであるが、「山ノ神」は、自分の
  飲み物だけは、ツマミと共に持参していたのである。

  私が山頂へ走り込む間に飲もうというものである。
  しかも2本と来ている。

  コシアブラ採りもあったが、私が戻った時には、
  そのおこぼれもなし。
  「さあ~、行くぞ!」であった。


  宮屋敷に戻った時、松山HCの熟女から、
  可哀想にとパンをもらった。 助かった。

  そんな、事もあり、彼女らを車で通行止め地点まで送り、
  その先は、またまた山越えとなった。


  156号線に出てから、「山ノ神」は、
  「お風呂(ゆ~楽)に、入らないか?」
  また、「食事をしてから、帰らないか?」
  と言ったが、私は、お腹が空いているけれど、
  眠たいし、一刻も早く家に帰りたかった。


  「何ででもいう事を聞くと言ったくせに・・」
  となったが、あれは山中の事であってと逃げたが・・・

  やっぱり家に戻ると、食事の用意もしなければ
  ならないからか、不機嫌な顔が続いた。