No.6 (H.18.10.12)


     馬場島で「月見の会」が行われる日は、大猫山に登った。
     早々に下って、汗を流し、宴の準備をしなければならないと
     いう事で、「山ノ神」を急かした。

     荷なしとは言え、この日は順調にこなし、予定より1時間以上早く、
     山頂に達する事が出来た。

     元来大猫山を苦手としているのだが、その好調が下山時まで継続
     され、希望予定時間までには、山から下りる事が出来たのである。

     しかし、その後がいけない。
     宴会が始まっても、後方で黙々天ぷらを揚げていたハズ・・・・。
     (大猫山頂で、もう少しビールを持って来れば良かったを連発していた「山ノ神」。)

     もしかしたら、その間チビリチビリやっていたのであろうか・・・
     皆と、席を同じにした頃から、元気がなくなって来たのである。

     もしかしたら、空き腹に・・・
     その翌日は、よくあるパターンで、全く物を口に通す事がなかった。
     そして、可笑しな事に、夕食時も飲まず食わずで、床へと消えて
     行った。