元   さ   ん   の   山  紀  行
風吹岳 (風吹大池)
<長野県・小谷村>  平成25年06月24日




風吹山荘から風吹大池に延びる木道を行く。





白馬連峰登山概念図 北小谷の風吹荘からだと、大池まで5時間コースとか!







登山口の標高は約1,100m。大池まで2時間。 今度の週末が山開きのせいもあろうが、
整備された登山道であった。


標識1/11が、始まりのようである。 細尾根でもないが、気を付けて登る。


歩き始めて15分、下を流れる川は温泉である。 危険箇所には、ロープが張ってある。


大きな段差には、お助けロープが施してあった。 12:40 ブナが現れる。


12:45 気持ちの良いブナ林を行く。


12:50  5/11 まだ中間でもないか・・・ 13:00  ミズバショウの名残である。


ブナの巨木 13:15  ホースを引いた水場があった。


終焉を迎えようとしているシラネアオイ。


13:22  7/11の標識 13:27  ススダケに目がない。


13:52   9/11の標識 14:00   残雪が現れた。


キヌガサソウ


14:10  風吹山荘が(避難小屋)が見えた。 風吹山荘の前(横)には、残雪がいっぱい。


14:12  山開きに合わせて修理が行われていた。 蓮華温泉や白馬大池、そして風吹大池周遊路との分岐。


分岐で鐘を鳴らす「山ノ神」 風吹大池は、ガスで全体が見えなかった。


14:15 風吹大池湖畔で。周遊の時間もなかったが、
まだ整備が行き届いていないとか・・・
湖畔のミズバショウ


チングルマが咲き始めていた。 ハクサンチドリも・・・・









  元さんの戯言・呟きから

6/24 朝方の食い違いから、高速利用時、それどころか、登山口に着いてでも、殆ど口を利かなかった。こんなのなら、一緒に山に行かなくてもと思うのであるが、お互い相手の気持ちなど分からないでいる。

 小杉から、高速を利用する事など殆どないのに、孫を保育所に預けてからになると、ラッシュになるだけに、それは致し方ない。それでも、高速に乗るまで、イライラするくらいに時間を要してしまった。

 それなのに、根知から梶山に向かう途中の山口で、20日~28日まで舗装工事のため通行止めの看板が掛かっていた。土日は可能とあったが後の祭りである。昨年か、一昨年だったか、忘れてしまったが、このような事があって、小谷側から登った事があった。

 時間がないから、今更小谷に行っても、山頂まで行くことが出来ないと思ったが、それでも、車を走らせた。行ってみて、またビックリ、笹ヶ峰や妙高への分岐の雨飾荘前で、またもや通行止めの標識が行く手を阻んでいた。もちろん、笹ヶ峰方面もである。しかし、昨日は、雨飾山へ行けたハズなのに・・・・

 梶山側から入れないと知った時、ヒスイ峡側からの明星山へと思っていた事もあって、もう時間がないかもしれないが、行ってみようと思った。しかし、北小谷の道の駅を通過した時、風吹岳(風吹大池)の標識が目に入り、「そう言えば、こちらから登った事がない。」 予備知識がないし、時間的には無理かもしれないが、偵察という事で、Uターンして林道を進んだ。

 風吹荘から大池まで300分とあるように林道は長かった。(10キロ そして、標高は1、100m) 途中、重機が作業をしていた。何でも、週末の山開きに合わせて、荒れているところを直しているとの事。(当日に2台のマイクロバスが乗り入れるためだとか。) 「上にも、重機がいるから、もしかしたら、待たされるかもしれないが、除けてくれるから、行くがよい。」 と言って下さった。

 山奥に行くのに、降ってまた登り返す狭い道。そして、やっぱり待機しなければならない所があった。Uターンどころか、すれちがい出来ない場所だけに、曲がりくねった坂道を下っての待機であった。でも、ここまで来たら、何が何でも登ってやると待ったが、山特有の虫が纏わり付き車に逃げた。

 そんな事もあり、登山口発が午前11時55分。保育所に午後6時まで戻らなくてはならない事もあり、何処まで行けるかであった。登山口の標識には、「大池まで2時間」 とあるだけに、「山ノ神」次第であるが、何とかいけるのではないかと出発した。

 その山開きのためなのかもしれないが、意外と登山道は整備されていて、標識も1~11に分けられていた。一つ、10分の目安のように思えたが・・・・ブナもあり、それなりの雰囲気があった。シラネアオイやミズバショウも咲いていた。

 「標高差700m 2時間なのであるが、そんなにきつくはないハズ。」 なのであるが、「山ノ神」の相変わらずの疲れ隠しなのであろう、ススダケ採りに一生懸命には参ってしまう。私などは、下を向いたら頭がクラクラするのに・・・ そうする間に、時間と雨が気になりだした。

 避難小屋と称する風吹山荘は、大工さんなのであろうか修理が行われていた。小屋の前には、まだたくさんの雪が残っていた。でも、木道の片隅には、可愛らしいチングルマが咲き始めていて思わずニッコリしてしまった。大池の周遊(未だダメらしい。)や山頂を諦め、10分ほどの簡単な食事(おにぎりだけ、コンロは使用しなかった。) だけに留めたが、それでも、ビールを飲まなくてはならない「山ノ神」には、少々呆れてしまった。

 同じ道を引き返したが、やはり雨になった。少々であったハズのススダケが、いつの間にか重いくらいになった。「時間がないから早く。」 と言っても、ススダケに執着する「山ノ神」を放って、一人で先に降りてしまうわけにもいかず、イライラが募るのであった。

 登山口発午後3時55分、保育所には、5分程遅れて到着したのは良いにしても、食事時にまた一波乱あった。テーブルの物を、ひっくり返したい気持にかられたが、貧乏性の私は、後々の事を思うと、そのような事が出来ないのである。また、沈黙の一週間になる事間違いない。








赤は、登山口から風吹大池までの登山道。 緑は、北小谷から登山口までの林道(約10キロ)







 ■■■ コースタイム ■■■
   登山口12:00=風吹大池(14:15~25)=登山口15:45 

 ■■ 同行者 ■■
         比佐恵