元   さ   ん   の   山   歩   き
青海の黒姫山 (1,221.5m)
<新潟県糸魚川市> 平成17年10月31日




◆◆ 寒かった! 泥んこになった青海の黒姫山 ◆◆
好山病友の会は山頂パーティが特徴! 下山前の記念写真(倒れている人はどうしたのかな!)




 いつもの通り 「雨でも行こう!」 となった。最も行くと決めたら、目的地を変えても何処かへ行く、我「好山病友の会」であるが、今回は、一週間後に迫った私の手術のために、「しばらくは一緒出来ないから!」 という、皆の配慮があったからかもしれない。

 親不知ピアパークに集合するまで、ICを通り過ぎる人、登山靴を忘れたとパニックになった人など、それなりのハプニングはあったものの、小降りになった雨の中、電化セメント工場内に向かう。


雨の中の出発!鉱山事務所へ 鉱山事務所の前に標識がある 標識に導かれて あさひ橋を渡って・・

 私と「山ノ神」だけが、この青海の黒姫山に来た事があるという事で先導したが、やはり広い構内のため迷ってしまい、作業員の方に鉱山事務所の場所を尋ねてしまった。
 引込み線を渡って、ちょっと行くと登山者専用の駐車場が設けられていた。今では、三百名山故に多くの登山者が訪れるのであろう。
 事前に電話で確認したように、鉱山事務所に立ち寄って、登山届(ノートに記帳)を出して出発するが、職員の方に、雨で滑りやすいですから、「気を付けて行って来て下さい!」と励まされた。


高度を示す標識がある 工場群が見えて来る 黒姫山は海に近い もう少しで林道が終わる

 事務所前の「黒姫山登山」の標識の誘導に乗り、そして旭橋を渡り、林道を歩く。林道歩きは約1時間であるが意外と高度を稼ぐ。雨具を纏っている関係上、皆汗を掻きはじめる。“ 車が入れたら、もっと楽なのに!” の声も出たが致し方ない。
 本来なら、セメントの工場群だけでなく、海に近い黒姫山の特徴や、白い岩肌に紅葉も映えるのであるが、今日の天候上仕方がなかった。


いよいよ広場から登山道になる 始めは快適だったのだが 虎ロープの連続である 泥んこになりながら・・

 林道の行止り地点が “広場” という感じの所。これから本格的な登山道となる。最初は快適であったが、やがて、虎ロープが施された狭くて滑り易い登山道となっていく。1時間経過で水分補給の休息となったが、下が濡れている事もあり、適当な休憩場所がなく、仕方なく時計を見ながらの休憩であった。(標高780m付近)

高畑・田海との分岐の標識 分岐で休息(水分補給) 赤い樹木の間を縫って・・ 杉の間を潜って

 泥んこになりながら、尚も進むと、高畑・田海との分岐に出た。(標高、約1085m)  時間にして1時間経過であるから休憩となったが、特別フラットな所があるわけでもなく、立ったまま女性軍が持参してくれた果物を頂いた。
 壊れかけた高畑・田海の分岐の標識に沿って少し歩いてみたが、その踏跡は必ずしも明瞭とは感じられなかった。標高が1000mを超えると、樹木が低くなって来て、岩も多くなって来る。時々であるが色鮮やかな木々も現れて来た。


岩と紅葉のコントラスが良い・・・ 紅葉の名残を楽しむ! 清水倉橋まで4300m 頂上まで350mの標識だったが・・・

 20~30分も先に行くと、“ 橋立方面の清水倉橋まで4300m” の壊れた標識が草地の中にあった。また、“ 頂上まで350m” とも記してあった。ここまで来ると、山頂までの標高差が80mである。もう一頑張りだと、皆の足取りが軽くなったと思ったのであるが・・・・。

雨降る中を、尚も行く 岩峰の様相を呈して来る 何もかも確かめてから・・ 山頂は近い

 本来なら、西稜ピークから一気に視界が開けるのだが、生憎のお天気では、それは、またの機会になってしまった。 赤茶色に染まった背丈の低いコナラの間を、石灰岩のゲツコツした尾根を辿って山頂に着いた。山頂にはコンクリートの鳥居と祠がある。
 吐く息が白く、気温も下がって来て、どのように食事をするか悩んだが、祠に向かって手を合わせ、仕方なく鳥居に紐を結んで、タープとツエルトを張った。
 寒い寒いと言いながら、今回も3時間10分の山頂滞在となってしまった。 


日が暮れる寸前の記念撮影 工場群の夜景 泥んこの様子Ⅰ 泥んこの様子Ⅱ

= 近付く黄昏に、お互い泥んこの雨具を見ながらキャ~キャ~騒いだ!=





 ■■■ コースタイム ■■■
高岡4:10=親不知ピアパーク(5:40~6:20)=鉱山事務所(6:40~7:00)=林道終点広場(8:00~05)=760m休憩9:05=田海・高畑の分岐10:20=清水倉分岐10:55=黒姫山頂上(11:15~14:25)=清水倉分岐14:40=田海・高畑分岐15:00=広場(16:40~50)=鉱山事務所(17:30~50)=ピアパーク(18:00~10)=高岡

 ■■ 同行者 ■■
       「北ちゃん」・田村氏・eiko女史・ねぎちゃん・「山ノ神」