元   さ   ん   の   山   紀    行
八ヶ岳(赤岳) (2,899m)
<長野県・山梨県>    平成20年09月08日



八ヶ岳最高峰・赤岳頂上にて





八ヶ岳案内図


赤岳山荘駐車場を出発。 美濃戸山荘 今日は、南沢から行者小屋へ・・


二回ほど沢を渡る。 流木・倒木がいっぱい。 快適に南沢を行く。


行者小屋まで、まだ一息ある。 気分の良い林間を行く。 行者小屋で一服。


阿弥陀岳への分岐。 行者小屋を振り返る。 文三郎尾根には鉄網の階段が・・


阿弥陀岳を望む。 見た目ほど怖くはない。 稜線に出ての阿弥陀岳への分岐。


終焉のコマクサが・・ トウヤクリンドウは、これから・・ 中岳・阿弥陀岳へのルート


文三郎尾根を行くⅠ 文三郎尾根を行くⅡ 文三郎尾根を行くⅢ


eiko女史念願の八ヶ岳(赤岳)山頂に・・


「ウランちゃん」登場! 東京の早坂女史と一緒に・・


赤岳頂上小屋 赤岳頂上を振り返る 赤岳頂上小屋から赤岳展望荘へ


赤岳展望荘 赤岳展望荘エコの装備が・・ これから、地蔵尾根を降る。


地蔵尾根を降るⅠ 地蔵尾根を降るⅡ


地蔵尾根を降るⅢ 地蔵尾根を降るⅣ


行者小屋でまた乾杯! 運転手の私は、私はコーヒー。 行者小屋から、赤岳鉱泉へ。


赤岳鉱泉 青空が見え、山頂付近を振り返るが
やはりガスが晴れないようであった。
下山路は、赤岳鉱泉から北沢を経由する。





「9/8 コラム(山つれづれ・・・より)」

9/8 「降らない。」 の確信を持っての八ヶ岳行きは、eiko女史の「行った事がない。」 に対して 「行こうと思えば日帰りでも・・」 が事の始まり。客人(eiko女史)を乗せると、どうしても、より安全運転となり、夫婦の諍いも控え目になる。eiko女史からみれば、些細な事で言い争っているように感じられるらしく、可笑しくてならないと笑っている。また、私は、かなりスピードを抑えてのハンドル裁きののハズであるが、彼女からみれば、どうも危なっかしいらしく、安全への不審があるようであった。

 私自身は、過去に2度八ヶ岳に出掛けていたが、いずれも日帰りで、一度は、阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳を縦走したもの、もう一度は、山ノ神と、親友の中山君の3人で、文三郎尾根から赤岳へ、そして、地蔵尾根を降るものであった。二度とも好天に恵まれ、富士山まで遠望出来た事を覚えている。

 さて、今回はどのようなコースを辿ろうかとなったのであるが、それは、寝不足の中での体力を見ながら、模索する形となった。文三郎尾根と地蔵尾根のどちらから、赤岳のピークを目指し、もう片方の尾根から降りるもの、そして、阿弥陀岳を加えるもの、もう一つは、赤岳から硫黄岳まで貫くコースである。その3案共に、南沢と北沢の周遊を加えたいと思っていた。

 南アや八ヶ岳の昭文社の高原地図は、意外とコースタイムが甘い。それをオーバーするようでは、第Ⅰ案しかないだろうと歩き始めると、eiko女史・山ノ神とも、順調そのものであった。それではと、第Ⅱ安・第Ⅲ案に移行せねばと思わせたが、次第にコースタイム通りになっていってしまった。文三郎尾根で、結構頑張ったのであるが、一向に晴れないガスや、当初の思考通り、ゆっくりのっびりが脳裏を過ぎり、山頂で店を広げる事とした。

 ガスが掛かり、視界が悪く、全く展望がなくとも、3000m近く(2899m)の山頂は気分が良い。時たま訪れる登山者に声を掛ける。その中に、東京から八ヶ岳を縦走中の単独行「まさか様」 と、話が盛り上がる。きりっとした顔付きに、スリムでステキな女性だったからばかりではなく、我々、中高年の話に乗ってくれた優しさに、会話が弾んだのかもしれない。

 「下界では、何でも警戒するのに、山では、まったく会った事のない他人に、自分をさらけ出したり、住所やアドレスを教えたりするなど、不思議な世界・・」 と言われ、妙に頷いてしまった。

 まだ山に入って経験が浅いと言っておられた「まさか様」 の「未年生まれ」 と、「既婚」・「東京」 の三つ情報を材料を元に、中高年3人は、いろいろ想像しながら、「28~9歳」 もし、「40~1歳だったら、化け物だ!」 などと・・・ ワイワイ言いながら、地蔵尾根を簡単に降りてしまった。行者小屋では、運転手の私以外、また、冷たい物が、我が同行者の口に注がれていたようである。




 ■■■コースタイム■■■
高岡1:15=富山2:00=安房トンネル(3:30~35)=松本IC4:30=諏訪湖SA=諏訪IC5:10=赤岳山荘(5:50~6:15)=美濃戸山荘~南沢~行者小屋(8:45~9:05)稜線・阿弥陀岳との分岐10:15=赤岳(10:50~12:40)=地蔵尾根13:25=行者小屋(14:15~50)=赤岳鉱泉(15:15~25)~北沢~赤岳山荘(17:00~20)=諏訪南IC17:50=諏訪湖SA(入浴・18:00~40)松本IC19:00=安房トンネル20:10=富山21:50=高岡22:30 

 ■■■同行者■■■
        eiko女史・山ノ神